家とは?
なぜ、家をたてるの?
動物の住む巣
と
人間の住む家
の違いから探ってみようと
思います。
巣作り
動物の多くは巣を
作ります。その巣作りは
出産と子育てのためと
言ってもいいかもしれません。
例えば、ツバメの
巣作りは産卵直前に始まり
巣立ちまで続きます。
でも、この巣はその間だけの
もので、巣立ちしてしまうと
さっさと巣を捨てて巣のない
生活に戻ります。
それは、巣での生活は
野生の動物にとって
危険極まりない環境なのです。
子育て中の親は
外敵に巣を知られて
餌場も巣の近場と限られ
環境の変化の影響も
受けやすいという
大変な中で巣での生活を
送っています。
子育て中のツバメは
気が立っていて
凶暴だと言われるのも
わかる気がしますね。
こんな命がけの中、
必死で巣を守っている
のです。
一日も早く巣立ちさせ
縁を切り
次の季節には
また新しい巣を作り
産み育てる、、、、、
そういった環境なので、
野生動物の世界では、
人間のように
一つ屋根の下で
家族仲良く暮らす
ということは
ないようです。
人間の住む家
人間の場合も
子どもが大人になれば
巣立っていきますが
よほどのことがない限り
親子の縁まで
切ることは中々ありません。
そして、子育てが終わり
巣立った後も
建てた家に
親は住み守り続けることを
前提に家づくりをすること
が多いと思います。
もちろん転勤ややむ終えない
事情により手放す事も
あります。
それでも、そこで育まれた
家族固有の文化、
生きるための知恵、
技術、財産など次世代に
繋ぐということが
歴史的にも繰り返されて
きました。
まとめ
このように
動物の住む巣
と
人間の住む家
とは、
果たすべき役割も
意味も全然違いますね。
このような基本的なことを
今一度、確認する事で、
どのような家を建てたいか
どういう家に住みたいか
を考える時、
また違った視点、
表面的なことだけではなく
コアな部分を考える
キッカケになればと思います。
そして、こういったコアな部分を
押さえておけば無理なローンを組んだり
見栄を張りすぎたりせずに
長く住み続けたくなる家ができるのではないかなと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
母画家道Rinでした。