アクリル絵の具、他の画材とどう違うの?アクリル絵の具の特徴は?

こんにちは。母画家道Rinです。

「アクリル絵の具」ってなんだろう?

普通の絵の具と違うの?

と質問されることがあります!

 

そういったちょっとした疑問から、基本的なアクリル絵の具の特徴について

記事にしてみました。

目次

⑴アクリル絵の具とは?

⑵いろいろなメディウム

⑶いろいろな表現の描きわけ

⑷注意すること

⑸まとめ

⑴アクリル絵の具とは?

アクリル絵の具は水に溶けますが、すぐに乾いて、

一度乾くと水に溶けません。

 

一層目が乾いた後、重ね塗りをしても下の色と混ざったり、にじんだり

することがありません。

紙やキャンバスだけではなく、木や石などいろいろなものに描くことが

できます。

⑵いろいろなメディウム

アクリル絵の具には、素材感や光沢感を出したり、補強したり接着したり

できるメディウム(補助剤)があります。

表現したいことに合わせて、絵の具に混ぜたり材料に直接塗ったりします。

 ジェッソ(下地剤)

絵の具がのりにくい素材に塗ったり、素材を補強するのに使います。

色は白が代表的ですが、黒もあります。

粒子も、S,M,L,LLなどメーカーによって様々あります。

Sが一番細かい粒子になります。

 モデリングペースト

表面を盛り上げたいときに塗ります。

絵の具に混ぜて塗ることもできます。

 

塗って乾く前に、竹串など(なんでもいい)でひっかいたり跡をつけたりできます。

 

乾いた後に彫刻刀で掘ったりすることもできます(盛り上げ剤)。

砂を混ぜたり、ガラスを混ぜたりしたものがあったり、

光沢が出るものがあったりモデリングペーストの種類もたくさんあります。

⑶いろいろな表現の描きわけ

 油絵風

絵の具を厚く塗り重ねたり、モデリングペーストを使います。

油絵の具のような光沢を出したい場合は、グロスメディウムを絵の具に

混ぜたり、表面に塗ったりします。

 パステル風

水は少なめにして、ドライブラシ します。

アクリルガッシュ※を使用したり、マットメディウムを混ぜたりするといいです。

 透明水彩風

水を多めに絵の具を溶いて描きます。

不透明水彩(ポスターカラー)

水は少なめに溶き、平塗り(ムラができないように均一に)をします。

アクリルガッシュ※を使います。

※アクリル絵の具には、大きく分けてアクリルカラーとアクリルガッシュがあります。

アクリルカラーは、乾くとツヤがあり透明調です。それに油絵の具のような力強い表現ができます。

アクリルガッシュは乾くと均一で艶がなくマットで不透明調です。ポスタカラーに似ています。

⑷4つの注意点

① 絵の具がついた筆などは、放置すると絵の具が固まってしまいます。

なので、まめに洗ったり、筆洗器(筆洗いのバケツ)などで水につけて

おくようにします。

 

② 洋服などについた場合は、すぐに洗います。乾くと落ちません。

汚れてもいい服装やエプロンなどをつけてすると安心ですね。

③ 使い捨ての紙パレットを使ったり、パレット、紙皿にラップを

かぶせたりするのも、後片付けが楽です。パレットを使う場合も、

筆と同じように放置せず、終わったら洗うようにします。

乾きそうな場合は、少し水を垂らしておきます。

 

ポスターのツルツルした裏や牛乳パックを洗い、開いて内側を

再利用することもできます。

※パレットについて詳しくは、母画家道でも記事にしています↓。

よかったら、「パレットの種類は3つ。裏技もご紹介!」も

ご覧ください。

④ 残った絵の具は、紙などで拭き取り水道水に流さないようにします。

まとめ

アクリル絵の具は、水で溶くことができるし、油絵の具のような

匂いもほとんどなくとても、扱いやすい絵の具だと思います。

 

いろんなものに描くことができるし、水の量やメディウムなど

混ぜたりすることで、いろいろな表現ができます。

画材屋さんや文房具屋さんだけでなく、ホームセンターや

100円ショップにも売られているので、手軽に安く手に入るもの

魅力ですね。

ではでは、今日はこの辺で。

Rinもこれから、アクリル絵の具を使って絵を描こうと思います!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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こんにちは。母画家道Rinこと甲斐香織です! 「No Art No Life」美術をライフワークにする美術家です。 こどもから、大人まで美術を楽しんでもらえるようなサイトを目指しています。 今まで10数年2000人以上をみてきた美術教師の経験や知識をお伝えする中で、 少しでも、美術って楽しい!と身近に感じてもらえると嬉しいです。 三兄弟の子育て中でもあるので、そういった子育て、夫育て、家づくりなどに ついても、更新しています。 また、美術作品の制作にも、取り組んでいます。 お気軽にご覧ください!