家は3回建てないと完璧にできないの?

こんにちは!Rinです。
家は3回建てないと完璧にできないとよく言われますね。

では、3回目は、完璧な家になるの?

と問われるとこれまた???となり、自信を持って、
「はい!」
とは言えないですよね。
そして、本当に3回家を建てられる人なんてほんの一握りしかいないんです。
つまり、完璧な家は、極めて難しいということを揶揄しているのです。
そもそも、完璧な家とは、いったいどんな家なのでしょうか?
誰もが、納得し、満足できるような家などあるのでしょうか?
考えれば考えるほど、矛盾を感じます。

そうなんです。

住む人、世代、人数、生活スタイル。。。様々な条件が違い、好みも違い
そして、年数が経つにつれ、また複雑に変化してくる生活において
常に完璧にフィットしてくれる家をつくるなんて、とても不可能に近いのです。

やっぱり、ああしてればよかった。
こうしてればよかった。
と出てくるのは、当然のことなのです。

ああしてれば、完璧かというと、、、

では、もし、ああしてれば、というところをああしてれば、そんなことは
思わなかったかというと、またそれはそれで、違う不満が出てきたりします。
人は、いいところをみつけるより、悪いところを見つける方が、
はるかに得意だそうです。
それは、人が進化する上で、とても必要な能力でなるべく自分に害のあること、
よくないことを避けないといけなかったからです。なので本能的に
悪いところをみつけてしまい、逆にいいところは、意識的にみつけないと
できない傾向があるそうです。

本能的に不満を見つけてしまう

このことは、家づくりにも当てはまります。考えて考えて考え抜いた間取りでも、
いざ住んでみると本能的に不満な点をみつけてしまいます。
でも、意識的にいいところにも、目をむけてみるとたくさんみつけられるはずです。
考えて考えて考え抜いた間取りですから。
それに不満な点を改善した家に住み比べることはできないのです。
あくまでも、頭の中の想像のことなのです。もし、その気になる不満な点を
改善していたとしても、また新たな不満が生まれることもあります。
住んでみないとわからないことは、たくさんあります。
満足なところも不満なところもたくさん出てくるものです。

完璧の一歩手前

そして、最後にひとつ

完璧を求める人は破滅し、完璧の一歩手前を求める人は成功する。

とよく言われています。
歴史上の人物などをみていても、完璧を追い求めるあまり、自身を破滅に
追い込むことも、少なくありません。

家づくりも、同じことが言えると思います。
そもそも完璧なものなど、あるのでしょうか?
そして、家は建てたら終わりなのではなく、建ててからが、始まりなのです。
前回もお話しに出てきたけれど、家は幸せになるため(目的)の手段なのです。
完璧な必要はなく、むしろ、変化に柔軟に対応できることが大事ですね。

ライフスタイルをシュミレーション

もっとこうしとけば。。。をなるべく減らせるように
考えに考え、調べに調べることももちろん大事です。
その時に住む時点のことだけでなく、
例えば、
①子供と住む。
②子供が巣立つ。現役夫婦生活。
③退職後生活。
といった具合にざっくりでもいいのでその時々を想像しながら、間取りを
考えたり、ローンの返済を考えたりしていくことが大切です。
考えられるいろいろなパターンをシュミレーションしてみることで、
やっぱりああしていれば、がグッと減らせます。

自分たちで決断!

そして、もう一つ大事なのは、決断を自分(たち)の意思ですることです。
〇〇がこう言ったから、
ではなく、それを聞いて、自分はこう考えてだから、これに決めた。
というようなことを繰り返して、様々なことを決めていくことが大切です。

例えば、
住宅メーカーの営業の方が、とても人柄がよく、熱心に相談に乗ってくれたとします。
その時に営業の方の人柄がいいからとそれだけの理由で
決めていくと後で後悔することが多くなります。
なぜなら、自分で何一つ決めてないからです。

営業の〇〇さんが言うなら。

という理由で決めてしまっているからです。
でも、その営業の〇〇さんは営業なので、当たり前ですが、家を実際に
設計し建てる訳ではありません。それは、別の方がします。
そうは言っても素人でわからないし。。。と思うかもしれません。

インターネットで調べる

けれど、この情報化社会の中、インターネットでちょっと調べれば
様々な情報があふれています。
素人なりでもいいので、自分なりにいろいろな情報を集め考えることは
とても大切です。
例え、同じ結果を選んだとしても、自分で考え決断した場合は、反省はしても
後悔はしないものです。

①〇〇さんが言ったからこうしたのに!
になるのか、
②〇〇さんがこう言って、自分がこう考えて決断した!
の差は大きいです。

①のように誰かのせいにしてしまうと不満や後悔が内容によっては、
一生つきまとうかもしれませんね。
家づくりに限らず、重要なことは自分や家族で考え決断することが大切です。

まとめ

その繰り返しが、満足のいく家づくりへと繋がっていきます。
Rinもそれを繰り返し積み重ねていき、2年半という月日が流れましたが、
満足のいく家づくりができました。
もちろん、もっとこうしとけばと思う箇所もあります。
でも、それはどれも、ちょっとした工夫で改善できたりする些細なこと
ばかりです。大きな不満はありません。家とともに変化して行く毎日を
とても、楽しんでいます。

家づくりや日々の暮らしなど経験したことが少しでも、お役に立てたらと
今日も思うRinなのでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。母画家道Rinこと甲斐香織です! 「No Art No Life」美術をライフワークにする美術家です。 こどもから、大人まで美術を楽しんでもらえるようなサイトを目指しています。 今まで10数年2000人以上をみてきた美術教師の経験や知識をお伝えする中で、 少しでも、美術って楽しい!と身近に感じてもらえると嬉しいです。 三兄弟の子育て中でもあるので、そういった子育て、夫育て、家づくりなどに ついても、更新しています。 また、美術作品の制作にも、取り組んでいます。 お気軽にご覧ください!