こんにちは!母画家道Rinです。
「どの絵の具をかえばいいの?」
と戸惑うことはありませんか?
そこで、今回は保育園や幼稚園、小学校、中学校で使われる絵の具を中心に絵の具の種類について記事にしましたので、ご覧ください!
絵の具の種類
いろいろな種類が絵の具にはあります。それは、色素と展色剤(固着剤と溶剤)の組合せによります。
色素の中で、水や油に溶けるものを染料
水や油に溶けないものを顔料 といいます。
固着剤には、アラビアゴム・デキストリン・アクリル樹脂・亜麻仁油・けし油などがあります。
展色剤の違いで「水彩絵の具」「油絵の具」などと呼ばれます。
水彩絵の具
水を溶かす材料(溶剤)として使っているものを水彩絵の具と言います。
アラビアゴムの含有量が少ないと不透明水彩絵の具、多いと透明水彩絵の具になります。
半透明水彩絵の具
子どもたちが、個人で持つ絵の具セットは、透明・不透明両方の特徴を持つ「半透明水彩絵の具」が使われていることが多いです。
混ぜる水の量を変えれば、どちらも表現できます。
混ぜる水の量が多ければ透明調に、少なければ、不透明調になります。
耐水性ではないので、乾いた後でも水に溶けます。固まった絵の具も、筆も水で溶くことができます。
けれど、耐水性はないので屋外展示には向いていません。
ポスターカラー
デキストリンを展色剤として使用している不透明水彩絵の具の一つが、ポスターカラーです。
不透明なので一定の面積をムラなく着色できます。乾いた後でも、塗り重ねることができます。耐水性ではなく、乾いた後も水に溶けます。
その性質もあって、一昔前は、デザインの世界では愛用されてきました。今でこそ、パソコンのソフトが開発され、手描きで仕上げることは、なくなってしまいましたが、パソコンがまだ普及していない頃は、ポスターカラーを愛用していました。
中学校の美術でも、ポスターカラーが愛用されていました。デザインセットと呼ばれる絵の具のセットには、ポスターカラーが入っていました。
アクリル絵の具
アクリル樹脂を展色剤として使用している絵の具をアクリル絵の具と言います。
水性アクリル絵の具と溶剤型アクリル絵の具があります。
子どもたちが使うもののほとんどが、水性アクリル絵の具で、水彩絵の具の一つです。
すぐに乾き(速乾性がある)、乾くと強い塗膜ができて、重ねて塗ることもできます。
筆やパレットに絵の具をついたままにしてしまうと乾燥して、とれなくてなってしまうので、すぐに洗うか水につけておくようにします。
アクリル絵の具、他の画材とどう違うの?という記事もあります。よかったらご覧ください。
展色剤の違いでの絵の具のグループ
アラビアゴム・・・透明水彩・マット水彩・エフ水彩・不透明水彩など
アクリル樹脂・・・ニューサクラカラー・スクールガッシュ・アクリルガッシュなど
デキストリン・・・ポスターカラーなど
*一般的に、ガッシュは不透明水彩をさします。ポスターカラーやアクリルガッシュなども含まれます。
まとめ
最近は画材屋さんや文房具屋さんだけでなく、ホームセンターや100円ショップなどにも、絵の具が売られて、手に入りやすくなっていますね。
基本的に、紙に描くときは、今回紹介した絵の具のどれでも大丈夫です。
不透明にしたいのか、透明にしたいのかによって選ぶことができますね。
ただ、紙以外の石だったり、木だったりする場合や屋外に展示するものだったりする場合は、アクリル絵の具が使い勝手がいいと思います。
アクリル絵の具は、いろいろなものに描けて、耐水性もあるのでどれにしようか迷ったときは、いろんなことに使えるアクリル絵の具がオススメです。
ただ、先にも書いたけれど、乾くと落ちなくなるので、筆やパレットの後片付けに注意が必要ですね。
洋服についたときなども、すぐに落とさないととれなくなります。
表現したいことや使う人の年齢なども考えて、最適な絵の具を選べるといいですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
それでは、今からRinはアクリル絵の具を使って絵を描こうと思います。
また、違う記事でもお会いできると嬉しいです!