こんにちは!母画家道Rinです。
図工や美術で使う材料の上位に入るのが、紙だと思います!
今日は、図工や美術で利用頻度の高い紙をご紹介していこうと思います。
目次
前編
- 紙とは?
- 紙の種類(上質紙、画用紙、ケント紙、色画用紙、工作用紙、白ボール紙、黄ボール紙、段ボール、片面波段ボール)
- まとめ
後編
- 紙の種類(色紙、薄紙、和紙、版画用紙、クラフト紙、新聞紙、トレーシングペーパー、アルミシート・ミラーシート)
- 紙の目とは?(破れ方の違い、紙を折る)
- 紙を接着する場合
- まとめ
紙とは?
上質紙・画用紙・新聞紙・模造紙などは、機械で漉(す)いて作られます。
書道半紙などに使われる和紙は、手で漉いたものと機械で漉いたものがあります。
どちらも、植物繊維などを水にとかしたドロドロにしたものを薄く延ばして作っています。
今でこそ、大量生産が可能になったけれど、昔はとても貴重なものでした。
紙の種類
上質紙
コピー用紙などに使われます。
色は白で、比較的平滑(へいかつ)です。
下がきをするときや鉛筆で描くときに使います。
絵画的技法モダンテクニック意図的な技法のこすり出し(フロッタージュ)などするときにも向いています。
画用紙
紙質もいろいろあって、薄手のものから厚手のものまであります。
色は白く絵の具の吸い込みが良くて発色もいいです。
サイズもいろいろあるけれど、学校では四つ切(382×542㎜)、八つ切(271×382㎜)をよく使います。
ザラザラしている方が表、ツルツルしている方が裏です。
裏表がわかりにくい時は、画用紙を目の高さでもって光に当ててみるとわかりやすいですね。
水彩紙にについては、さらに詳しく↓でご紹介しています。
水彩紙(水彩画用の画用紙)の選び方のポイントとは?自分の表現にあった紙を選ぼう!
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?前編
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?中編
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?後編
ケント紙
画用紙よりも、滑らかで平らです。とても強く美しい表面で、製図や印刷、デザイン画などに好んで使われます。
厚さもいろいろとあります。板のように厚いものはケントボードといいます。
ケント、とはイングランド東南端のケント州からとっているそうです。現在は、パルプを原料としているけれど、昔は、白色リンネルや木綿くずなどを原料にして手漉きで作られていました。
色画用紙
画用紙に色がついたものです。いろいろな色が作られていてみているだけでも、カラフルでワクワクしてきます。
カラードフォルムなど両面ともに色がついたものもあります。
サイズも様々あるけれど、画用紙と同じように四つ切や八つ切をよく使います。
工作用紙
ボール紙の表面に罫線が、印刷されています。マス目があるので、工作をするときに図面を写したり切り抜いたりするときにとても便利ですね。
裏面は、ボール紙のままのものもあるし、色がついているものもあります。
白ボール紙
片面または、両面が白い厚紙です。厚さもいろいろあります。
表面は平滑(へいかつ)で、水の吸い込みは悪いです。
ワラの繊維などを混ぜているので、黄色っぽい色になります。
水の吸い込みはいいけれど、発色は良くありません。
絵の具を使うと画用紙とは違った風合いになるので、題材によって取り入れると面白いです。
黄板紙とも呼ばれています。
段ボール
波型の芯紙を厚紙で挟んでサンドイッチのようになっています。
クッション性があるので、引越しや運送にも良く使われていますね。
2層、3層重ねたものや耐水性のものもあります。
厚みがある割には軽いです。手に入りやすく頑丈なので、し大きなものを作るときにも向いています。
片面波段ボール
段ボールの芯紙と同じように、波型の芯紙の片面だけに厚紙を貼り付けたものです。
巻くことができるので、巻いて柱にすると強度を出すことができます。
色もカラフルに用意されています。
段ボールを水につけて、ノリが溶けたら、片面だけ剥がして乾かすと片面波段ボールにすることもできます。
まとめ
紙は、絵を描いたり工作したりできる、図工や美術にはなくてはならない材料ですね。
いろいろな紙の特徴を生かして、造形活動に生かしていきたいRinです!
他にもたくさん種類があるので、子どもたちが使いやすいものを中心に次回、紙の種類、図工、美術で使う絵紙の種類を紹介!後編でも、お伝えしていこうと思います。