コンテとパステルの違いはなんですか?
こんにちは!母画家道Rinです。
よく児童、生徒や保護者の方からも、多い質問です。
とてもわかりにくいところでもあるけれど、だれでも一度は、どちらかまたは両方使ったことがるのではないでしょうか?
描画材には、コンテやパステルをはじめ、鉛筆、色えんぴつ、絵具、クレヨン、クレパス、木炭、墨、ペンなどなどたくさんありますからね。
数ある描画材の種類の中から、今日はコンテとパステルの違いについてお伝えしていこうと思います。
パステルとは?
パステルとはPastelとかき、顔料を乾燥させ粉末にしたものに粘着剤(ゴムなど)と白粘土で固めた描画材です。
手で持って描くこともできるし、カッターナイフや網、ヤスリなどで削って粉状にして、指やティッシュ、スポンジなどで伸ばしながら描くこともできます。
ちなみに、こどもたちは、パステルを削るのが大好きです。
話は逸れますが、パステルを使った題材で
「こころのカタチ」の抽象表現や素材の面白さを生かした題材の指導方法!図工や美術の授業、ワークショップ、絵画教室、図工教室などにも役立つ!
というのをこども造形教室でしました。
他にもいろいろな場面で使っています。
話を戻しますね笑
定着力が弱いので、混色をするときには限界があります。
なので、色数が多く揃っていて、パール色や蛍光色もあるようです。
パステルは、おおよそ1本100円~300円で販売されています。
100円ショップでは、6色セットや12色セット(18色セットもあったような)などが、100円で売られていてびっくりします。
形は、四角柱の棒状のものから、円柱の棒状のもの、ファンデーションのようなケースに入ったものなど、いろいろな形状で販売されています。
ハードタイプとソフトタイプがあります。セミハードタイプもあるそうです。
基本的には、使い方は同じです。どれも、かたさが違うだけなので併用しても問題ありません。
接着剤の量や成分などによって硬さの違いがあります。
定着液を使うことをオススメ!
パステルは定着力が弱いので、定着液を吹き付けるといいですね。
スプレータイプのモノがあります。
換気を十分に行って、30㎝くらいはなし、ムラなく均一に吹き付けるようにします。
コンテとは?
コンテとは、Contéとかき、描画材でクレヨンの一種です。
コンテクレヨンとも言ったりします。
コンテは、鉱物を粉状にしたものを接着剤で長い四角柱に固めた描画材です。
パステルと同じように手に持って描くことができます。
パステルよりもコンテの方が硬いので、折れにくいという違いがあります。
コンテはパステルよりはかたいですが、鉛筆よりはやわらかいです。
なので、デッサンなど細かく描き混む場合よりは、クロッキーやスケッチなどで素早く描き上げるときに使うのに適しています。
色は、主に白・黒・セピア・赤褐色の4色です。
けれど、最近ではいろいろな色が開発され販売されています。
カレーパステルとは?
コンテやパステルが気になる方や詳しい方は
カレーパステルというのもきいたことがあるかもしれません。
カレーパステル(カレ・パステル)とは、
コンテの持ち味にパステルのいいところを加えたハードパステルです。
「カレー(カレ)」とは、フランス語で『四角い』という意味です
カレーパステル(カレ・パステル)は、ハードパステルでかためなので、四角の角を使って線描や四角の面を使っての面描ができます。
水溶性なので水でのばすことができます。
紙などの基底材の上で、重色や混色もできるのでいろいろな技法がつかいやすいです。屋外のスケッチからイラストレーションまでさまざまな表現で、描画材として力を発揮してくれます。
まとめ
今回は、描画材の種類・パステルとコンテの違いやカレーパステルなどについてお伝えしてきました。
次回は、コンテの仲間でもあるクレパスとクレヨンの違いについてもお伝えしていこうと思います。
こちらもよく質問のある内容ですので、お役に立てればうれしいです。
では、最後まで読んだくださりありがとうございました。
Rinでした。