こんにちは。母画家道Rinです!
今日は、小学生を対象にしたこども造形教室(図工教室)の活動のようすをお伝えしようと思います!
今回の活動は、絵画技法モダンテクニックの意図的な技法の一つでもある
「スパッタリング」
を使って制作していきます。
絵画技法モダンテクニックについては、意図的な技法と偶然を生かした技法に分けて、記事にしなていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
かテーマ
自然のかたちをかんじよう!
準備物
・ビニール袋
・絵の具セット
・金網(ザルなどでも、代用できます)
・ブラシ(かための歯ブラシでも代用できます)
・画用紙
・新聞紙
・色画用紙(台紙用)
・名札
・ネームペン
活動のようす
① 今日のテーマを確認する!
「自然のかたちをかんじよう!」
T(先生):こんなの集めてみました!(葉っぱや枝、石など)どんな形をしているかな?
② T :今日は、外に落ちてある自然のものを探しにいきます!そして今日の道具にしていきますよ!
あらかじめ、拾っておいた葉っぱや枝、小石などを白い画用紙の上に好きなように置き、ブラシに絵の具をつけて網でこすって、色をのせてみせます。
少し、葉っぱなど置いたものをずらすときれいな形が、霧状に吹かれた絵の具によって、描かれています!
S :わーすごい! きれい! やってみたーい!
③ 生徒の意欲がマックスに高まってきたところで、材料集めに出発!します。
・生き物やゴミなど汚いもの、危険なものは拾ってこないようにします。春をイメージして。
・生えているものではなくて、落ち葉や小石、枝など持ってくるようにします。
・春の空気も忘れずに!吸ってくきまーす笑!
④ 時間や場所を決めて、遠くに行ったり危険なことをしたりしないように気をつけます。
⑤ 材料を持って帰って、画用紙の上に好きなように並べます!
⑥ 米粒ぐらい出した絵の具を、水を少しつけたブラシでときます。
絵の具をつけすぎると網の目が、詰まってきれいに絵の具が散らないので、少なめにブラシにつけるようにするのがコツです!
⑦ 絵の具をのせたい場所の上に(10センチくらい離して)網を置き、絵の具をつけたブラシでこすります。
網が詰まった場合は、新聞紙などで詰まっている余分な絵の具を取ります。
詰まったまま続けていると、ボタっと絵の具が垂れてしまうので、霧状になってないなと思ったら、すぐに余分な絵の具を取り除くようにします。
一箇所、網がつまり気味になったら、他の詰まっていない場所で試してみるのもいいです。
⑧ 一色だけでなく、いろいろな色を重ねていくと幻想的な色合いが生まれます。
⑨ できたら、のせていた葉っぱや石ころをと李ます。
⑩ 好きな色の台紙にはり、名札をつて完成!!です。
まとめ
絵画技法もダナンテクニックの意図的技法、「スパッタリング」を取り入れて、活動してみました。
筆で描くのとは、また違った雰囲気が出て、今回のテーマでもある「はるのカタチをかんじよう!」のように、シルエットを映し出すには、とてもいい技法だと思います。
道具も、専門のものでなくても、歯ブラシやザルなどでもできるので、手軽さも魅力ですね。
もっと、大きい粒を飛ばしたいときは、金網を使わず、ブラシを直接、指ではじけば、もっと大きな粒を飛ばすことができます。
星空を描きたいときや水しぶきを描きたいときなどにも使えます。
ぜひ、知っておきたい技法の一つですね。