描くことは、生きること
──母であり、画家であり、教育者である私の道

はじめまして。
画家・美術講師の 甲斐香織(Rin) と申します。
宮崎の自然に囲まれながら、三人の子どもを育て、絵を描き、教える日々を送っています。

私の創作は、暮らしの中に宿る静かな光に耳を澄ますことから始まります。
朝の食卓に射す光、子どもが見せた一瞬の表情、洗濯物の太陽の匂い。
そうした「かけがえのない日常の断片」を、私は絵に込めています。

この創作の道を、私は「母画家道(ははがかどう)」と呼んでいます。
それは、母としての視点を強みにしながら、アーティストとしての自分を誠実に生きることでもあります。


子どもと共に育つアート──美術教育は、未来をつくる力

芽吹きの最中  甲斐香織

現在、宮崎県で小中一貫校で図工・美術の講師を務めながら、
こども造形教室を主宰し、子どもたちとアートの時間を共にしています。

「みんなちがってみんないい」
夢中になって過ぎるあっという間な時間
アートの中にこそ、子どもたちの自己肯定感や創造性を育てる種があると信じています。

表現を通じて、ありのままの自分を認め、他者とつながり、世界を柔らかく見つめる力──
それが、美術教育の持つ何にも代えがたい豊かさです。


自由の中で迷える力を育てる

好奇心旺盛なエネルギー  甲斐香織

今は「選べる時代」。でも同時に、選択肢の多さは迷いにもつながります。

だからこそ必要なのが、
自分で考え、行動し、自分の答えを出す力

作品づくりは、答えのない問いに向き合う行為であり、人生にも通じる深い学びです。
自分の中の声を聴き、試行錯誤し、自分なりの答えを見つけていく──
そんな経験を積み重ねていけるのが、美術教育の素晴らしさだと信じています。


表現とプログラミング的思考

実は、美術は「プログラミング的思考」ともとても相性のよい教科です。

「何を描きたいか」
「どうすればそれが表現できるか」
「どんな材料や方法がベストか」

そうした思考と選択の連続が、美術の本質でもあります。
アートの時間は、「自分で考える力」を育むフィールドとして、子どもたちにとっても大人にとっても貴重な学びの場です。


創作に立ち返る──静かな決意とともに

かつては、オンライン講座やコンサルティングなども展開していましたが、
今は「描くこと」に立ち返る選択をしました。

これからは、作品制作を軸としながら、教育と暮らしを根に持ち、
自分のペースで、丁寧に作品を届けていきたいと思っています。

作品は以下のオンラインギャラリーにて公開・販売中です。
オンラインギャラリー”KAORI-ART”


プロフィール

  • 福岡→広島→東京→宮崎在住
  • 広島大学で美術を学ぶ
  • 東京都で図工専科教諭として勤める
  • 結婚・出産を経て、三児の母に
  • 個展、こども造形教室主宰、美術教育に従事
  • オンライン講座・コンサル経験を経て、画家活動を主軸に
  • 小中一貫校とこども造形教室の講師とし、創作と教育の両輪で活動中
  • 教員免許(高美1種・中美1種・小1種・特別支援2種)
    カラーコーディネーター2級、司書教諭資格など保有

母画家道のこれから

描くことで、心に火を灯す。
教えることで、その火を広げる。

暮らしの中で見つけた静かな美しさを、
そっと差し出すように作品を届けていきたいと思っています。

美術と教育、そして母であること。
それぞれの領域が響き合い、私の表現は日々、深まっています。


オンラインでの活動

オンラインギャラリー”KAORI-ART”
最新作・作品購入・展示情報などを発信しています。

Instagram:@rinart.hahagakadou
日々の制作や暮らしを綴っています。

Instagram:@kodomo_artschool.takanabe
こども造形教室の様子を掲載しています。

母画家道 Rin
甲斐 香織