自分の創造に集中する生き方とは?アートと美術教育を通して考える自分軸の大切さ

目次

1. はじめに──「人に興味がない」って冷たいこと?
2. 自分の軸を持つことの大切さ
3. アートと美術教育における「自分らしさ」
4. 周りの評価や批判とどう向き合うか
5. まとめ──「自分らしく創り続ける」勇気

1. はじめに──「人に興味がない」って冷たいこと?

「自分がちゃんとやっているかが大事。他人が真面目でも不真面目でも関係ない」
──これは、大谷翔平選手の言葉です。
彼は、周囲に左右されず、自分のやるべきことに集中する姿勢を貫いています。
でも、この考え方に対して「自己中心的じゃない?」という声もあったそうです。

実は、私もこの大谷選手の言葉にとても共感します。
アートや美術教育に関わる中で、私自身「人に興味がないよね」と言われたことがあります。

でも、それは冷たいというより、むしろ
「自分のやるべきことに一生懸命だから」
なんですよね。

アートを創るとき、私たちは自分の内面と向き合います。
他人の意見に振り回されてばかりでは、自分の本当に表現したいものがわからなくなってしまう。
だからこそ、創作において「自分の軸を持つこと」はとても大事なのです。

2. 自分の軸を持つことの大切さ

世の中には、他人の評価を気にしすぎてしまう人がたくさんいます。

「これをやったら、どう思われるかな?」
「否定されたら嫌だな……」。

そう思うのは自然なこと。
でも、他人の価値観に左右されていると、自分の本当の気持ちを見失ってしまいます。

美術教育でも同じことが言えます。

例えば、生徒が
「先生、これの色、合ってますか?」
と不安そうに聞いてくることがあります。
でも、アートには正解なんてないんです。
なにを表現したいのか、
どう表現したいのか、が大切でそれに合っていることが大切です。

大事なのは、
「自分はこの作品に納得できるか?」ということ
そのためにはどの選択するのか
そのアドバイスをしていきます。

そして、

「過去」と「他人」は変えられない。
変えられるのは「今」と「自分」。

だからこそ、
今、自分が何を表現したいのか
自分のやるべきことに集中した方が、人生はもっと豊かになると思うのです。

3. アートと美術教育における「自分らしさ」

歴史を振り返ると、偉大な芸術家たちはみんな「自分らしさ」を貫いていました。

– ゴッホは、周囲に理解されなくても自分の色彩表現を続けました。
– ピカソは、時代の常識にとらわれず、新しいスタイルを生み出しました。
– 草間彌生は、自分の独自の世界観を貫き、世界中に影響を与えました。

もし彼らが

「周りにどう思われるか」

を気にしていたら、今のような影響力のある作品は生まれなかったかもしれません。

美術教育でも、「上手に描くこと」よりも「自分らしく描くこと」が大切です。

他の人の評価を気にしすぎると、本来の自分の表現が曇ってしまいます。
だからこそ、「これは自分の作品だ!」と胸を張れるものを創ることが大切なんです。

4. 周りの評価や批判とどう向き合うか

「何をやっても、何かを言う人はいる」。
これは、創作活動をしていると特に感じることです。

作品を発表すると、いろんな反応が返ってきます。
「素敵!」と言ってくれる人もいれば、
「こんなのアートじゃない」と言う人もいる。
でも、批判する人の中には「自分ではやったことがない人」も多いんですよね。

もちろん、建設的なアドバイスは成長につながります。
でも、ただの否定的な言葉に振り回される必要はありません。

結局のところ、誰が何を言おうと、自分の作品に責任を持てるのは自分だけなんです。

他人の意見を気にしすぎると、自分らしい表現ができなくなってしまいます。
だから、「言いたい人には言わせておく」。

このくらいの気持ちでいる方が、創作はずっと楽しくなるはずです。

5. まとめ──「自分らしく創り続ける」勇気

結局、大事なのは「自分の人生を生きること」

– 他人の評価を気にしすぎないこと
– 「自分の課題」と「他人の課題」を分けること
– 創作において、自分の気持ちを大切にすること

これらを意識することで、アートも人生ももっと豊かになります。

「言いたい人には言わせておけばいい」。

そう思えたら、もっと自由に表現できるはずです。
誰かに何かを言われても、それはその人の価値観にすぎません。

大切なのは、「自分はどう生きたいか?」です。

アートも人生も、自分自身が主役。

だからこそ、自分の創造に集中し、自分らしい表現を大切にしていきましょう。

それでは今日もあなたらしく・・・
母画家道Rin甲斐香織でした。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。 「No ART, No Life」 ── アートは私にとって、生きることそのもの。 画家、美術講師、そして三兄弟の母として、 描くこと・教えること・暮らすことのすべてを、アートでつないでいます。 これまで25年以上、美術教育に携わり、出会ってきた生徒は延べ3,000人以上。 宮崎県高鍋町のこども造形教室を運営、小中一貫校の図工美術講師、 オンラインギャラリーの運営など、多角的に活動しています。 「みんなちがって、みんないい」「答えは、あなたの中にある」 そんな信念のもと、美術を通じて、自分らしく生き抜く力を育むことを大切にしています。 このサイトでは、美術を仕事にする楽しさ、 教育・創作・日常を彩るアートの力を、そっとお届けできたら嬉しいです。