今日は、私が主宰する「こども造形教室」でお世話になっている高鍋中央公民館・教育委員会(たかしんホール)さんより、依頼を受けて「夏休み講座」を開講することになりました。
中央公民館さんからの依頼条件として、
・夏休みの自由工作で提出できる。
・9時半から12時の2時間半でできる。
・材料費は500円以内。
・小学1年生〜6年生が活動できる。
・公民館の施設内で活動できる。
がありました。
どんなことをしようかな?と題材を考え
「ミニランタンづくり」に決めました。
7色に光るランプに軽量粘土に色をつけて、想い想いの形を作っていきます。
軽量粘土は、色を混ぜて色粘土にできるし、乾くとほんのり透けて、ランプにもってこいです。
また、手にくっついたりせず、扱いも簡単で、小学1年生でも抵抗なく扱えます。
けれど、細かい造形もできるので、小学5、6年生でも作りごたえのある材料です。
なので小学生だけでなく、中学生、高校生、大人まで作りこもうと思ったら、作り込んでしまえる材料なので、いろいろな場で創作活動に持ってこいです。例えば、こども会などの活動やイベントでのワークショップ、もちろん図画工作や美術の授業としても、面白い内容です。
軽量粘土の表現の幅の広さの賜物だと思います。
さて、前置きが長くなってしまいましたね。
活動の様子をお伝えします。
テーマ
ミニランタンをつくろう!
準備物
ワークシート(アイデアスケッチ用)
鉛筆
消しゴム
色えんぴつ
ねんどベラ
ねんど板又はクリアファイル
つまようじ
絵の具セット
ランプ・軽量粘土・粘土ベラのセット↓今回はこちらを使用しました。
時間
2時30分
今回取り組んだ学年と人数
小学1~6年生
(中学生以上、大人でも楽しめます)
15名
材料費
350円
活動の様子
- T(先生):電気を消して、試作のランタンをみせます。
S(生徒)「わー!きれい!」「すごーい!」
T(先生)「今日は、こんなミニランタンをつくってみようと思います!
周りは、ねんどでつくります。」
- どんなのにしようかワークシートにアイデアスケッチをします。
季節に合わせて、テーマをきめて取り組んでもいいですね。
正面と後ろからのアイデアスケッチをしました。
ライト(照明)の光が漏れるような穴をあけるようにします。
色えんぴつで色をつけて、配色計画をたてます。
- アイデアがまとまったら、ねんどで制作に入ります。
ねんど板または、クリアファイルとねんどベラを用意します。
- ねんどに色をつけたい場合は、二つ方法があります。
・ねんどに練り込む→色が白っぽくなる。
・ねんどで形作ってから、表面にあとで塗る→絵の具のままの色。
それぞれ、表現したい方法で取り組みます。
絵の具を混ぜるときは必要な量だけねんどをとって混ぜるようにします。
ねんどベラの他に、つまようじなど用意しておくと、細かいところの制作に役立ちます。
また、クリアファイルに挟んで平らにすると均一にきれいでき、クリアファイルからねんども取り出しはずしやすいです。
ランタンにしっかりとくっつけながら、制作するといいです。
乾くと少し半透明になるねんどなので、うっすらと光が透けてとてもきれいです。
また、今回は7色に変化するライトを使ったので、とても華やいだ雰囲気になります。
まとめ
今回は、公民館の夏休み講座で依頼を受けて、活動しました。
短時間ででき、夏休みの自由工作に出せるモノ、材料費は300円程度という要望があったのもあり、
「ミニランタンをつくろう」
にとりくみました。
小学1年生~6年生まで、楽しめるように、粘土を材料に選びました。
粘土なら、手でも作業できるし、ヘラなどを使えば、細かい表現までできます。
そういった可塑性の高さやどの学年も慣れ親しんでいる粘土は、こういった単発の講座にも、対応できるふところの深さがありオススメの素材ですね。
今回使った超軽量粘土は、絵の具を混ぜることもでき、乾燥すると丈夫で収縮もすくないです。いろいろな素材にくっつくのでこういったなにかにくっつけたいときにも最適です。
粘土についての関連記事は、
粘土の種類!7選。大人も魅了!通販でも100円ショップでも買える!
粘土にキッズも夢中!大好きねんど!毒素も吸い取ってくれる?!
軽量粘土でお寿司を作ろう。粘土工作、握り寿司や巻き寿司、軍艦!子どもの粘土工作、大人もハマる?!
こんなペンんがあったらな!超軽量粘土(紙粘土)を使って世界に一つのペンを作ろう!図画工作の指導、題材、教材。幼児小学生でも簡単にできる!
など、たくさんあるので、よかったら、のぞいてみてくださいね。
今回のような単発の授業は、はじめての子たちといきなり制作をするので、ラポート(信頼関係)がとれていません。
どんな性格なのか、どんなことが好きなのか、嫌いなのか、どんなことが得意なのか、苦手なのか短時間でさぐりながら、制作していきます。
もちろん、そのこのすべてはわかならいけれど、この限られた短い時間の中で、そのこの中に、「つくるのって楽しい!」と思ってもらえたらと思います。
そして、「つくるの頑張った自分ってけっこう好き!」なんて、自己肯定感を少しでも高めてもらえたなら、こんなにうれしいことはありません。