こんにちは!母画家道Rinです。
今日はたくさんある紙の種類の中でも、学校の授業で特に使うことの多い画用紙やケント紙、上質紙の違いについてお伝えしていこうと思います。
画用紙とは?


画用紙とは、大雑把にいうと絵を描くための紙とも言えますが、販売されている画用紙は、ちょっと黄色がかったような柔らかい白色で、表面が少しザラザラしています。
画用紙は、図画工作科や美術で使う場合、素描(デッサン)や静物画、風景画、空想画、コラージュ(貼り絵)モダンテクニックなど、いろいろな場合に使えます。
けれど、中学美術でいうとレタリングや透視図、ポスターなどデザインを描くときは、ケント紙を使います。
厚さも、色合いも、画用紙の種類によって様々です。
詳しくは、
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?前編
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?中編
水彩紙(水彩画用の画用紙)の種類とその特徴を解説!代表的な紙14選。どれがいい?後編
図画工作科や美術科で使う場合は、画用紙と呼ばれるもので基本的に大丈夫です。
特にささっと枚数描かせたいときはやマーブリングやスパッタリングなどモダンテクニックをさせたいときなど、多くたくさん使いたいときは、画用紙の薄口で十分です。
けれど、コラージュ(貼り絵)をしたり、何度も描きなおしたり、描き込みたいときは、中厚口125kg以上、できれば厚口150kgをオススメします。
薄口だと、どうしても描き込んでいくには、頼りなく、剥がれたりします。
厚さが増せば、増すほど金額も上がるので、制作する内容に合わせて、使い分けられるといいですね。
ケント紙とは?


ケント紙とは、大きく言えば、画用紙の仲間なのだけど、画用紙よりも、白く真っ平らです。
画用紙に比べ、にじみなどもなく、ペンなどで描いても、綺麗に描けるので、製図をするときやアニメ、ペーパークラフトを描くときなどにも、愛用されています。
平らで引っかかりもないので、スラスラと描け、消しゴムで消しても、はげたりする事もなく、絵の具も均一に滲みなく着色することができます。
なので、レタリングや透視図、ポスターなどを描くときに、美術の時間でも、画用紙と使い分けて使っています。
ケント紙にも、様々な厚さがあります。
画用紙と同じように、たくさんささっと描きたいときは、薄口で大丈夫ですが、描き込んだりしたい場合は、厚口にしていくという感じで、使い分けるといいですね。
アニメや製図、ペーパークラフトなど、枚数を描き、ペンのみを使う場合は、薄口で大丈夫です。
ポスターカラーやアクリル絵の具などを使う場合は、厚口にしていくといった具合に使い分けます。
絵の具をムラなく使いたい場合は、ケント紙は最高だけど、
逆に、にじませたり、ぼやかしたり、などしたい場合は、画用紙がむいていますね。
いろいろな大きさ、厚さがあり、100枚で売られていたり、5枚で売られていたりします↓。
上質紙とは?


最後に、上質紙とは、馴染みがあるものとして、コピー用紙が挙げられます。
美術室にも、コピー用紙の束500枚を常備して、どんどんアイデアスケッチなどに使えるようにしています。
我が家の3兄弟にも、お絵かき帳じゃ追いつかないので、コピー用紙を束で置いといて、すぐ取れるようにして、お絵かきを楽しんでいます。
にも使えますね。
コピー用紙なので、薄く平らで、印刷機の中でも、滑らかに通るように仕上がっています。
厚さもいろいろとあります。
おまけ
画用紙・ケント紙・上質紙 には、色付きもある?!


画用紙・ケント紙・上質紙には、白だけでなく色付きもあります。
制作する内容に合わせて、色付きのものを選ぶのもまた、白い紙とは違った表現ができるのでおすすめです!
まとめ
今日は、紙の種類の中でも、特によく使う画用紙やケント紙、上質紙について、美術科や図画工作科での視点で、お伝えしてみました。
ぜひ、使い分けて、作品作りを快適に楽しく行えたらいいなと思います。
水彩紙のご紹介もしたけれど、基本的に学校の授業で使うには、値段が高めなので、特にこだわって水彩画を描かせるとき以外は、普通の画用紙で十分だと思います。
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