こんにちは!
母画家道Rin
甲斐香織です。
今回は、こども造形教室の活動の様子です。
お城を砂絵で表現しました。
年長さんから小学6年生までの生徒さんがいるので、いつも題材選びに工夫が必要なのですが、
今回はあえて、テーマを
お城
にしました!
年長さんや小学校低学年の子どもたちには、
積み木のお城をイメージしながら、アイデアスケッチをさせていきました。
そうすることで、直線の多いお城にすることで、
カッターで切り込みをするときに無理なくできるねらいがあります。
中学年から高学年では、複雑だったりお洒落だったりする
お城をアイデアスケッチすることで、
そのあとの制作でも手応えのあるものになると思ったからです!
では、さっそくお伝えしていきます。
テーマ
すなのおしろがあらわれた?!
時間
90分✖️3回
準備物
砂絵用のキット↓が便利!
・カラー砂13色組
・色砂用のり付きシート
・砂おとし紙
・ミニジョウゴ
セロハンテープ
新聞紙
制作のようす
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導入
T(先生):「すなのおしろがあらわれた!」
「王子様やお姫様、お殿様や大魔王、未来のお城、宇宙人のお城。。。。」
「どんなおしろにしようかな!すなでえがいていくよ!」
砂で絵をえがくことに興味をもたせます。
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展開
① 砂絵シートの離型紙(クリーム色の紙)の方に下絵を描きます。
今回は、小学生ではじめての砂絵なので、直線が多くなるように積み木でお城をつくるように下絵を描きました。
② 下絵に色えんぴつでぬったり、色名をかいたりして配色を決めます。
③ 下絵通りに離型紙のみ工作専用カッターナイフやアートナイフで切ります。
(注意)カッターナイフは刃先1センチ程だすようにする。
台紙の方向を変えて、常に手前にひいてきる。
④ 離型紙を1カ所ずつはがして色砂をまきます。
【ポイント】濃い色の砂から順にすすめます!
黒色の部分からはじめる。
黒色の部分が終わったら、茶色や紫、青など濃い色から進める。
白色は一番最後です。
⑤ 一つの色ごとにはみ出した砂は砂落とし紙の上におとし、色ごとに集めます。
砂おとし紙は、折り目をつけておくともどしやすいです。
ミニジョウゴを色砂のスティックに差し込んで、集めた色砂を注ぐと簡単です。
『砂絵のいろいろな技法』
○均一な混色の場合
別の紙で混色したい色砂をよく混ぜてから、シートにまく。
○ムラのある混色の場合
混色したい色の内、一番濃い色でムラや調子を出し、その間を埋めるように残りの色を上からまく。
○幅の狭いグラデーションをつりたい場合
濃い色でグラデーションに砂をまき、残りの色をその上からまきます。
○幅の広いグラデーションの場合
濃い色でグラデーションに砂をまき、中間の部分は別の紙で混色したものをまき、残りの色を最後にまく。
色と色の境目をはっきりさせたい場合は、砂をまいたときに外側から掃くようにして入れると色と色の境目がはっきりとすます。
できあがったら、余分な砂を落として
サランラップでカバーし後ろをセロハンテープで止めて
名札をつけて完成!です。
額なども売られているのでそれに入れてもいいですね。
そのままだとどうしても砂が少しずつ落ちてしまうので。
残った色砂は、紙やビン、箱などに木工用ボンドで絵をえがいて砂を振りかけて使ったり、両面テープを画用紙などに貼り、手作りのシートをつくって切り抜いて砂をまいたりすることができます。
おまけ
はやくできた子には、Rinのお庭にたくさん咲いている「ガザニア」を描きました!
ゆっくりじっくり見ながら「かたつむりさん鉛筆」で描くのがコツです。
まとめ
砂絵の技法は、こどもたちの成長段階や表現したい内容に応じて、アドバイスしていけるといいと思います。
今回は、年長さんから小学6年生のこどもたちを対象に行ったので、個に応じてアドバイスを変えていきました。
また、細かすぎる表現は、砂絵では難しい(特に幼児や小学生低学年)なので、積み木でおしろをつくっていくイメージで、直線を多くするように導入を工夫しました。
いろいろな楽しい砂のおしろができました☺️