こんにちは。母画家道Rinです!
イメージしたことを表現する絵画技法には、筆で描くだけでなく、
いろいろな方法があります。
表現したいことに合わせて、貼り付けたり、こすり出したり、
偶然に生まれる形や色を生かしたり、いろいろな方法「技法」があります。
それは、モダンテクニックと言われる技法です。
今日は、そのモダンテクニックについて、ご紹介していこうと思います。
絵画技法モダンテクニックとは?
絵画技法モダンテクニックとは、大きく分けて
・意図的な技法
・偶然を生かした技法
の2つあります。
意図的な技法とは?
意図的な技法として、
コラージュ・スパッタリング・フロッタージュ・バチックの4つがあります。
①コラージュとは?


貼り絵のことです。色紙や包装紙、雑誌、新聞紙、布、ヒモ、毛糸など
貼れるものなら基本的に大丈夫です。好きな形に切ったり、組み合わせたり
しながら、貼り付けていきます。
大事な写真などは、あらかじめコピーして使うといいです。


エリック・カール作の絵本にも、コラージュが使われています。
エリック・カールは、自分でいろいろな色や形をつけた
トレーシングペーパーを切り抜いて、コラージュして作っているそうです。
②スパッタリング


金網とブラシを使って絵の具を霧状に飛ばしていく方法です。
詳しくは、
スパッタリングのコツ!絵画技法モダンテクニックの1つをマスターしよう!
をご覧ください!
型紙などを置いて、少なめの水で溶いた絵の具にブラシをつけて金網の
上でこするとその型紙ところだけ、絵の具がつきません。
少しずつずらしていくと面白いですね。


また、絵の具をつけすぎると金網の目が詰まって、絵の具が霧状に
ならないことがあるので、水の量や絵の具の量に気をつけて行います。
新聞紙の上などで、練習してから取り掛かったほうがいいですね。
もし、金網の目が詰まった時は、新聞紙や雑巾などで余分な絵の具を
とるといいです。絵の具の付けすぎには、気をつけましょう!
③フロッタージュ


凹凸のあるものに紙をあてて、鉛筆や色鉛筆などでこすり、形をうつしとる方法です。
紙は、画用紙などの厚い紙ではなく、ノートの紙など薄めのものがいいです。
厚いと形が取りにくいです。
また、凹凸が激しすぎると紙が破けたりするので、ほどほどの凹凸がオススメです。
④バチック


はじき絵のことです。
はじめに、クレヨンやろうなど油性の描画材で絵や図柄を描きます。
上から、多めの水でといた水彩絵の具で彩色します。
幼稚園や保育園でも、よく使われる技法ですね。
絵の具を使い慣れていない小さなお子さんでも、クレヨンで
ふちどられていてはじくのではみ出しなども少なく、描きやすいです。
まとめ
今回は、絵画技法モダンテクニックの中でも、意図的な技法についてお伝えしました。
どの技法も、誰でも簡単にできるものばかりなので、筆で描くだけでなく
このようなモダンテクニックの技法を使って描くのも、表現の幅が広がり
楽しいと思います。
Rinも、美術を教えるときによく使いますし、自分の制作の時にも
使っています!こどもたちは、とても夢中になって取り組みます。
ではでは、次回は絵画技法モダンテクニックの偶然を生かした技法をお伝えしようと思います。
お楽しみに!Rinでした。