描画材を選んで「心のもよう」を描こう!小学5、6 年、教科書図画工作日本文教出版

小学5、6年生を対象にした図工の活動をご紹介します。

いろいろな描画材を使って表現していきます。

テーマ

心のもよう

準備物

T(先生)

  • 画用紙(いろいろな大きさに切ったもの)
  • 色画用紙(四つ切 台紙に使うので、イメージに合う色を選べるように色数を多めにそろえます。)
  • 新聞紙
  • コンテ
  • パステル
  • クレパス
  • 色鉛筆
  • ローラー
  • ストロー

S(生徒)

  • 水彩用具一式
  • はさみ、のり

 

活動のようす

①T:毎日、いろいろなことを感じながら、私たちは生きていますね!

先生は、みんなと授業ができてワクワクしています。

みんなは、たとえば、どんなことを感じていますか?

S:朝ごはんのおにぎりが、美味しかった!

S:お花が咲いていてきれいだったよ!

S:昨日、弟とケンカして嫌な気持ちにになった。

S:発表してドキドキしたよ。

S:忘れ物をして落ち込みました。

S:お布団がフワフワで気持ちよかった。

出来るだけいろいろな気持ちを出させてみます。人はいろんな気持ちになる事に気付かせていきます。

いい気持ちも嫌な気持ちも、五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)から感じるいろいろな気持ちを実感させたり、思い出したり、共感したりしていきます。

②T:いろいろな気持ちに形や色があるとしたら,,,どんな感じかな?

S:うれしいときは、丸っぽい形があいそう!

S: 怒ったときは、とがった形がいいかな!

など、黒板でイメージを広げてコツをつかむようにします。中には、うれしい気持ちを笑った顔を描いたりする子もいます。けれど、それは笑った顔で、うれしい気持ちの形とは、違うことを伝えます。

鉛筆やクレパス、コンテ、水彩絵の具、色鉛筆、ペンなどを使って、自分の表したい気持ちに合うように道具を選べるようにします。

1枚目は、戸惑う子もいると思うので、ちいさめの紙を4、5枚渡し、試しながら描けるようにしすると気楽に描けます。

子どもたちの表現を受容的、肯定的に受け止めて褒めていくことで、自分の表現に自信を持てるようにしていきます。

③いろいろな大きさの画用紙を用意して、表現したい気持ちに合わせて、選べばうようにします。

④たくさん描いた中から、四つ切の色画用紙に入るだけ選びます。

どんな風にはるか場所や並びを吟味しながら、のりで画用紙にはっていきます。

のりは、みずのりを使います。テープのりなどは、接着力が弱いので、画用紙など、重さや大きさがあるものには、向いていません。

また、画用紙の裏の外側を、丁寧に一周つけるようにします。

⑤題名やがんばったところなど、名札に書いてはります。

⑥作品の鑑賞会をします。小さな紙にお互いの作品のいいところを書いて、相手にわたしていきます。

全員分鑑賞して感想を書くのは大変なので、4〜6人くらいの班にして、その中で自分以外の作品を鑑賞して、感想の紙を書くといいですね。

感想を書いてもらった紙は、作者にわたして、一つの紙に貼って、提出させます。

感想の紙は、作品展示するときに一緒に展示しても、いいですね。

だれでも、作品を褒められると嬉しいものです。意欲の向上につながります。Rinが授業するときに作品が出来上がると毎回取り入れている活動です。

まとめ

今回は、「心のもよう」というテーマで、身近な描画材を使って活動しました。目に見えない気持ちを色や形に表現するので、コツを掴むまでは難しい子や逆に感覚的な子はどんどん描けたりとその子その子で、取り組み方に差が出てきます。

けれど、つねにして受容的に答えは一つではないことを伝えながら、心を解放して取り組める雰囲気づくりを大切にしました。

こういった抽象的な表現も、ときどき取り入れながら、美術のおもしろさを伝えていきたいRinでした。

最後までご覧くださりありがとうございます!

 

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こんにちは。母画家道Rinこと甲斐香織です! 「No Art No Life」美術をライフワークにする美術家です。 こどもから、大人まで美術を楽しんでもらえるようなサイトを目指しています。 今まで10数年2000人以上をみてきた美術教師の経験や知識をお伝えする中で、 少しでも、美術って楽しい!と身近に感じてもらえると嬉しいです。 三兄弟の子育て中でもあるので、そういった子育て、夫育て、家づくりなどに ついても、更新しています。 また、美術作品の制作にも、取り組んでいます。 お気軽にご覧ください!