いろいろな粘土があって、どれを使っていいかわからない。
など、粘土はつかってみたいけれど、このようなお悩みの声を聞くことがよくあります。
なので、今回は代表的な粘土のご紹介をしようと思います。
詳しくは、こちらもご覧ください。
粘土の種類
土粘土
信楽粘土


信楽粘土は、成形がしやすく、焼くと締まりがいいのが特徴です。
焼成すると白っぽい色になります。なので焼いた後で、アクリル絵の具をつけたり、釉薬をつけたて本焼きするときれいに発色します。
テラコッタ粘土


テラコッタ粘土は、素焼きをすると赤茶色のハニワのような色にしあがります。手触りもよく、あつかいやすいです。
彫塑用粘土


他の土粘土に比べて、安く手に入ります。天然原料の土でできています。伸びがよく繰り返し使えます。
重く、乾燥すると独特の質感があります。
乾燥後に絵の具をつけることもできます。
乾燥しやすいので、時々、乾燥具合を確認したりして保管します。
粉末のものに水を加えて作るものもあります。
共同制作や造形遊びなど、たくさん使いたいときにも、向いています。
Rinも授業や造形教室で使います!
また、焼成を目的としない立体作品を作るときにも向いています。
彫塑用粘土で作った作品は、石膏などで型取りすることができます。
紙粘土


以前は、パルプにのりを混ぜた紙粘土だったけれど、いろいろと改良されて、パルプに石粉などが混ぜられています。
乾燥すると固まり、絵具などで色をつけることもできます。
芯材が使用できる紙粘土が多いです。
木粉粘土(木くず入りの紙粘土)などもあります。木粉粘土は、パルプ、石粉に木粉を入れて作られています。木のような質感が魅力です。
絵具は、表面に塗るほか、紙粘土に混ぜて、色粘土として使うこともできます。
重みがあるので、土台として使うこともできます。
彫刻刀で彫れるものも、あります。
軽量粘土


非常に軽く柔らかくフワフワとしたものもあります。軽いので、モビールなどにも、向いていますね。
芯材が使えます。扱いは、紙粘土と同じです。
価格は、紙粘土よりも少し高めなものが、多いです。
木彫風粘土
彫刻刀やピーラー、ヤスリなどで、容易く削ることができる木彫タッチの粘土彫刻材です。
小学生にも扱いやすいです。
アクリル絵の具で、色をつけることができ、変形しにくいです。
液体粘土


紙粘土に水を加えて、液体状にしたものを液体粘土といいます。
石膏のように、カッチリと固まるけれど、乾燥がゆっくりなので、小学生にも扱いやすいです。
それに、石膏のようにとく必要がなくて、最初から液体で売られているので、すぐに使えて便利です。
液体粘土に絵の具を溶かして、色付きにすることもできます。
また、乾いた後に絵の具で着色もできます。
布などを浸したり、かけたりして、固めると面白いです。
色付き液体粘土で、絵を描いたり、コラージュ(貼り絵)にするのも、楽しいですね。
樹脂粘土


樹脂を主成分にした粘土です。薄く伸ばしたり細かいものを作ったりするのに、向いています。
Rinは、中学に美術の授業で、オリジナル和菓子を想像させて作らせるときに、よく樹脂粘土を使います。
和菓子のケースに入れて、展示すると本当に和菓子のような質感があり見間違えるほどです。
まとめ
今回は、図工や美術でよく登場する代表的な粘土について、ご紹介しました。
他にも、いろいろな粘土があるので、ぜひお試しください!
粘土は、大人から子どもまで、楽しめる扱いやすい素材です。
ただコネコネしているだけでも、面白い粘土、Rinも大好きです。