こんにちは。母画家道Rinです。
RInが学生の頃から、大好きで憧れた印象派のモネのお話をしました。
今回は、その印象派の誕生に大きな役割を果たしたものについて、
記事にしようと思います!
印象派の立役者とは?
印象派の誕生に大きな役割を果たしたもの
なんだと思いますか?
それは
「チューブ入り絵の具の発明」
です。
えっ?なんで?
そんなこと?
と思われた方もいるかもしれませんね。
チューブ入り絵の具の大きな役割
チューブ入り絵の具が考案される1840年代までは、画家たちは
植物性の油(乾性油)で顔料を練り、自分の絵の具を作っていました。
けれど、金属製のチューブ入り絵の具が1840年代に誕生されてからは、
絵の具の持ち運びが、できるようになって
屋外で製作することができるようになったのです!
それに
色をすぐに出せたので、その時その時に
刻々と変化する見たもの、感じたものをその場で描けて、印象を逃さず
キャンバスにとらえることができました。
今でこそ、チューブ入りの絵の具が主流で当たり前だけど、当時は
画期的な出来事だったのが想像できますね。
写実主義から印象派へ
チューブ入り絵の具の誕生で屋外に出て制作できるようになって
画家たちは、太陽のもとでみる自然の色の変化にとても、驚きました!
それまでは、ありのままに現実を描く写実主義の時代だったのが
光によって刻々と変化する自然をとらえて微妙な色合いで表現する
印象派の時代へと移っていきました。
光の輝きをみつけ、自然を描くことは
光を色で写し取ることだ!
と考えたのです。
印象派と名前をつけたのは?
印象派モネの作品
「印象・日の出」(油彩、キャンバス/48×63㎝/1873年頃)
マルモッタン美術館(フランス)
この作品を見た当時の批評家が記事に
「印象だけで、何を描いているかわからない」と書いたことから
印象派
の名称が生まれたそう!です。
なんでも、パイオニア的存在は最初は、非難の対象になるものなのですね。
まとめ
今回は、絵の具のチューブの誕生について記事にしてみました。
そういいった道具や材料の発明から、美術の歴史を紐解くのも面白いですね。
ただ、作品を見るよりも、その時の画家の気持ちなどにも寄り添えるし
過去の作品と見比べたりすることでも、その変化が楽しめるかもしれません。
印象派の誕生に続いて、化学的な色彩理論を推し進めたのが新印象はです。
また、そのことについても後々記事にしていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また、違う記事でもお会いできると嬉しいです!
Rinでした。