こんにちは!母画家道Rinです。
前回の水彩用具をわかりやすく解説!に続き
今回は、水彩画の代表的な絵の具や技法について、お話ししようと思います。
水彩画の絵の具、透明水彩と不透明水彩




専門家が使う水彩絵の具には、
透明水彩(上)と不透明水彩(下)(グワッシュとも言います)があります。
透明水彩は、絵の具を重ねると下に塗った色が見えます。
不透明水彩は、絵の具を重ねると下の色を隠して、重ね塗りできます。
小学校で使われる絵の具でも、水を多めに溶けば、透明水彩に近い効果が
あり、水を少なめに溶いたり、白を混ぜたりすると不透明水彩に近い効果が
あります。
水彩絵の具は基本12〜18色あれば、ほとんどの色がつくり出せます。
色を混ぜたり(混色)、重ねたり(重色)したりして、オリジナルの色を
増やしていくと楽しいですね。
色を重ねるときは、下の色が乾いてから塗るといいし、
あえてにじませたい場合は、乾く前にすることも効果的です。
水彩画の技法、代表選手4選
①ドライブラシ


乾いた筆に水分量が少ない絵の具をつけて描くとかすれたタッチになります。
②にじみ
画面に絵の具や水を先に塗っておき、乾く前に別の色をのせて、にじませます。
③点描(てんびょう)


筆の穂先を使って、いろいろな色の点で描きます。
短いタッチで色をおく方法もあります。
小さい子どもの場合、筆でなく綿棒を使うと簡単にできます。
Rinの主宰する「こども造形教室」でも実践しています。
よかったらご覧ください。
④ぼかし


絵の具を塗った上に、水を含ませた筆でなぞって色をぼかします。
先に塗った絵の具の乾き具合で、ぼかし具合も変わってきます。
まとめ
水彩画は、水の量や筆使いでいろいろな表現ができる描画材です。
他にも、絵画技法モダンテクニック(意図的な技法、偶然を生かした技法)
にも、水彩絵の具は活躍しています。
扱いも簡単で手に入りやすいのでぜひ、挑戦して欲しい描画材です!
ここまで、読んでくれてありがとうございます!
母画家道Rinでした。