こんにちは。母画家道 Rinです。
中学の美術の教科書にモダンテクニックはのっているイメージだけど、実は小学校の図画工作の教科書にものっています!
中学生だけでなく小学生や幼稚園生や保育園生など幼児にもオススメな絵画技法モダンテクニックです!
今日はRinが主宰するこども造形教室の様子をお伝えしようと思います!
現在、年長さん〜小学3年生の
生徒さん10数名程度で、毎回ものすごく集中して楽しく取り組んでます^^
今回は、絵画技法モダンテクニックの偶然を生かした技法の中の二つ
「デカルコマニー」と
「ストリング」を使った活動のご紹介です。
今回のテーマ
『ぺったん、するする』(デカルコマニー、ストリング)
制作時間
90分×2回
準備物
絵の具セット
新聞紙
画用紙
タコ糸や調理用糸
色画用紙 黒 四つ切
はさみ
のり
活動の様子
[デカルコマニー]
画用紙を半分に折り、片面に好きな色の絵の具を何色かつけて、ぺったん!
水の量や絵の具の量、付け方を工夫しながら、取り組みます。
絵の具のチューブそのままの色を使ってもいいし混色した色を使ってもいいです。
たっぷりめにつける、絵の具を画用紙に置く感じをイメージするといいです。
薄く塗る感じではなく垂らしたり置いたりする感じです。
ゆっくりと半分に閉じたら、10くらい数えてそーと開きます。
このワクワクが、たまりません!
閉じてそのままにしておく絵の具が乾いてくっついてしまうので、すぐに開けて乾かしましょう!
デカルコマニーのさらに詳しい記事も作りました。
デカルコマニー(合わせ絵)とは?絵画技法モダンテクニックの種類の1つ。絵の具を使って偶然できるおもしさを味わおう!
デカルコマニーの制作の様子を動画を作りました。よかったら参考にされてください!
[ストリング]
タコ糸に水で溶いた絵の具をつけ同じように画用紙の半分にのせ、閉じます。
そして、閉じたまま画用紙を押さえながらいろんな方向に引っ張ると!
なんということでしょう♪
世界に1つの色合いや形が生まれます!
糸は、タコ糸や調理用糸など少し太めのものがいいです。
絵の具をしっかり吸って糸の目もいい感じで画用紙に着いて面白いです。
糸は20〜30㎝くらいでしました。
この辺はいろいろな長さを試してみるのも面白いですね。
短すぎると引っ張りにくいので、ある程度の長さはいると思います。
色数も色々と工夫するといいと思います!
ここまでで90分使っています。
満足のいくまでそれぞれ何枚も試すこどもたちの制作意欲はすごいです。
開いた画用紙をみながら
あっ!横顔みたい!
犬さんがいる!
飛行機だ!
お花が咲いた
ムキムキだ
カタツムリがいる!
芸術だ!
楽しい発想でみたてをしていきます。
そして次の回では
90分使って
みたてをしながらコラージュ
していきます。
テーマ
はさみのどらいぶ
活動の様子
黒い大きな色画用紙
さあっ!
どんな世界広がるかな?
ふかーい海の中!
宇宙!
夜の動物園!
誰も住んでない古い館
おばけの家
自由なひらめきをヒントに前回作った
『ぺったん するする(デカルコマニー、ストリング)』
を使ってコラージュ(はり絵)していきます!
360度クルクルまわしながらみたてをしたり、気に入った色や模様を切り抜いたりそれぞれの工夫がひかります。
まとめ
はさみの使い方やのりの使い方に注意しながら、とても集中して、あっという間に過ぎます!
色紙なども使いながら黒い画用紙にそれぞれの世界が広がりました。
絵画的技法モダンテクニックには、大きく分けて偶然を生かした技法と意図的な技法があります。
どちらも高度な技術がいるものではなく、初めてでも簡単に取り組むことができる内容です。
特に、偶然を生かした技法は、その名の通り偶然を生かすので、子ども、大人関わらず、面白い形や色合いが偶然生まれるので、驚きの連続できっと絵の具が好きになると思います。
はみ出さず、綺麗に筆で塗るだけが、絵の具の表現ではないことがわかると思うので、絵の具への新たな魅力を発見できる技法だと思います!
最後まで、読んでくださりありがとうございました!