赤系の色の名前の由来8つ(薄色・今様・苺色・チェリー・ワインレッド・ボルドー・葡萄色・海老染)

こんにちは。母画家道Rinです。

今日は、前回に引き続き赤系の色を8つご紹介していきます。

前回は、花の色にちなんだものが多かったですね。

今回はどうでしょう?

では、早速いってみます!

薄色(うすいろ)

ベニバナ(べにばな)で染めた色です。

うすい紫みの赤です。

普通は、単に薄色というと薄い紫をいうけれど、時にはこの色のことを言います。

ベニバナはキク科の一年草です。

原産地は、エチオピアだったりアフガニスタンの山地とされています。

主に栽培されているのは、インドや中国、南ヨーロッパなどです。

高さは0.3〜1メートルほどあるそうです。

夏になると枝先にアザミに似た紅黄色の頭花が咲きます。

古くから、花から黄色や紅色の染料を作っていました。

今様(いまよう)

当時流行のベニバナ(紅花)で染めた色の意味で、平安時代に使われていました。

紅梅の濃い色とも言われています。

紫みの赤です。

苺色(いちごいろ)

イチゴ(苺)の実の色からつけられました。

紫みの赤です。

よく私たちが食べるイチゴ、ストロベリーは、もう少し赤が強く、JISでは三属性を1R4/14としていて、系統色名もあざやかな赤でほとんどローズに近い色です。

チェリー

サクランボ(桜桃)の実の色による名前です。

チェリーピンクとも言います。

ワインレッド

赤ワインのような色です。

単にワインカラーとも呼ばれます。

こい赤紫です。

ボルドー

ボルドー(フランス南西部産)の赤ワインのような色です。

暗い灰赤です。

葡萄色・海老色(えびいろ)

古くは、エビカズラ(葡萄葛)の熟した実の色による名前です。

エビカズラ(葡萄葛)はブドウ科の植物の古名です。ヤマブドウ(山葡萄)、エビヅルなど。

近代の伊勢海老の色にちなむ色名と混同されるようになってしまいました。

古い「えびいろ(葡萄色)」は紫みの強いいろでした。

暗い赤です。

葡萄染(えびぞめ)

エビカズラ(葡萄葛)の実で染めた色です。

暗い灰赤紫です。

まとめ

今回ご紹介した色は、渋い色が多かったです。

植物の名前に由来しているものやワインの色に由来しているものなど、しれば知るほど奥が深いなと思います。

色の名前を辿ると歴史にも触れることができるので面白いですね。

色の名前から入って、色に興味を持つのも1つの手かもしれませんね。

また、色に苦手意識が生まれてしまった小学生や中学生には、

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などもオススメなのでぜひ、お試しくださいね!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

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こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。 「No ART, No Life」 ── アートは私にとって、生きることそのもの。 画家、美術講師、そして三兄弟の母として、 描くこと・教えること・暮らすことのすべてを、アートでつないでいます。 これまで25年以上、美術教育に携わり、出会ってきた生徒は延べ3,000人以上。 宮崎県高鍋町のこども造形教室を運営、小中一貫校の図工美術講師、 オンラインギャラリーの運営など、多角的に活動しています。 「みんなちがって、みんないい」「答えは、あなたの中にある」 そんな信念のもと、美術を通じて、自分らしく生き抜く力を育むことを大切にしています。 このサイトでは、美術を仕事にする楽しさ、 教育・創作・日常を彩るアートの力を、そっとお届けできたら嬉しいです。