こんにちは!母画家道Rinです。
「好きな色は何色ですか?」
こんな質問が来たらどの色を選びますか?
ずっと好きな色がある人もいれば、
今日の気分やその時の気分で変わる人もいると思います!
今日はそんな色の中でも、特に人気な
水色!
水色は、美術や図工、こども造形教室でも人気が高い色で、男女問わず、受け入れられやすい色です。
今日は、そんな人気者「水色」について、触れてみたいと思います。
水色とは?
水色
かんがえてみると不思議な色の名前ですね。
だって、
「水」には色がありません。
「水」は透明ですよね。
だけど、海や川、湖などの水は、青色にみえます。
しかも、それはいろいろな色調の青で彩られて、その美しさに癒されたり、感動したり、魅了されたりすることも、少なくありません。
理科的に言えば、海が青く見えるのは、太陽光線のせいです。
太陽の光は、いろいろな色の光が混じり合って、白色光として地上に降り注いでいます。
その太陽光線が水滴などに当たると、
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の
虹になって、きれい色別にみえますね。
太陽光線が、海の中に入ると、青以外の色の光りは吸収されてしまいます。
そして、青い光だけが海水中にあるたくさんの微粒子に当たってはね返って、海が青く見えるそうです。


伝統色名の「水色」は、こんなふうに青く見える海や川などから連想しています。
「水のような色」
という意味から
「水色」
という色名がきています。
だけど、
「水のような色」
といっても、どの程度の青い色なのか決めるのは難しいところです。
「空色」
の場合と同じようにその色調に幅があるからです。
なので、一般的に
「水色」
といった場合、
ごく薄い青色をいいます。
「空色」に比べると少し緑みを含みます。
この「水色」は、平安時代から使われてきた色名だそうです。
平安装束の合色目にも、水色があります。
昭和になるとこの「水色」から
「深山清水(みやましみず)」
「冷泉色(れいせんいろ)」
「石清水(いわしみず)」
「流泉色(りゅうせんいろ)」
などの色名を生みました。
今はほとんど使われることはなくなりました。
どの名前にも、水や泉、流、清などの水をイメージする感じが入っていますね。
名前を聞くだけでも、涼しげな感じがします。
まとめ
今日は、男女問わず子どもたちに人気の高い色
「水色」
についてお話してみました。
水には色はないけれど、そこから感じ取った昔の人々の感性が素晴らしいなと思います。
色名を追っていくとそういった人々の感性や生活、文化にふれることができるのもおもしろさのひとつで、Rinは大好きです。
最後までよんでくださりありがとうございました。
また違う記事でもお会いできるとうれしいです。