アクリル絵の具と水彩絵の具の違いとは?3つの特徴を知って悩み疑問を解決!

 

「先生、アクリル絵と水彩絵の具の違いって何ですか?」

小学校や中学校で図工や美術を教えていたり、こども造形教室を主宰していると同僚からも、生徒や児童からも、保護者からよくされる質問です。

 

なので今日は、

 

アクリル絵の具と水彩絵の具の違い

 

についてお伝えしていこうと思います。

 

アクリル絵の具と水彩絵の具の違いがわかりにくいワケ

アクリル絵の具と水彩絵の具って、ごっちゃになっている人って多いと思います。

なので、

 

「先生、アクリル絵と水彩絵の具の違いって何ですか?」

 

という質問が多くなるんですが。

 

なぜごっちゃになるかというと、

どちらも、水で溶いて使うからアクリル絵の具も、水彩絵の具のように使えるからだと思います。

なので、水彩絵の具のように使える便利な絵の具としてとらえている方が多いように思います。

 

だけど、こらからアクリル絵の具を使おうとしている方やアクリル絵の具で描いている方には、ぜひ、水彩絵の具とアクリル絵の具の違いをぜひ、知ってほしいなと思います。

 

アクリル絵の具と水彩絵の具の違いを3つご紹介

アクリル絵の具と水彩絵の具の違いは、大きく分けて3つあります。

それが

  • つくる材料
  • 使い方
  • 耐水性

です。

もちろん、細かく言えば、他にもあるけれど、ぜひ、この3つは知っておいてほしいなと思います。

 

  • つくる材料

まず、つくられ方についてです。

絵の具は、バインダーと呼ばれる接着剤と顔料を混ぜてつくられています。

 

顔料は粉状なので、そのままだと固着しません。

だけど、バインダーと呼ばれる接着剤を一緒に練ることで、固着できる絵の具になるという感じです。

 

水彩絵の具の場合

水彩絵の具の場合、バインダーとして、

 

アラビアゴムという樹脂

 

が使われています。

つまり、水彩絵の具は

顔料にアラビアゴムという樹脂が練り合わされてつくられています。

 

アクリル絵の具の場合

アクリル絵の具の場合、バインダーとして

 

アクリル樹脂

 

が使われています。

つまり、アクリル絵の具は

顔料にアクリル樹が練り合わされてつくられています。

 

このように作る材料が違います。

 

  • 使い方

水彩絵の具の場合

水彩絵の具の場合は、基本的に水で溶いて使う絵の具です。

基底材も、紙に描くことが主流で、紙に染みこませるように描くことが得意です。

 

アクリル絵の具の場合

アクリル絵の具の場合は、水彩絵の具のように水で溶いて使うこともできます。

けれど、他にも使い方があります。

油絵の具のように絵の具をそのまま水で溶かずに描き、盛り上げることができます。

 

メディウムという便利なものを使えば、砂を混ぜたような絵の具ができたり、油絵の具のようにタッチをくっきりと盛り上げて表現したり、絵の具を透明にしたり、ツヤを出したり、ツヤを消したりなど、様々な表現ができます。

メディウムには、たくさんの種類があるので、用途に合わせて使い分けるといいですね。

 

水彩絵の具のような淡い感じから、油絵の具のような厚塗りまで、できるおもしろい絵の具ですね。

 

基底材も、紙はもちろん、布や粘土、壁、木、石など、いろいろな素材に描くことができます。また、専用のメディウムをまぜれば、鉄やガラスなどにも、えがくことができます。

 

  • 耐水性

水彩絵の具の場合

水彩絵の具は、耐水性がありません。

基本的に乾いた後に、水で流したりすると絵の具がとれます。

 

アクリル絵の具の場合

アクリル絵の具は、耐水性があります。

基本的に乾いた後に、水を流しても絵の具はとれません。

 

まとめ

今日は、よくあり質問の

 

アクリル絵の具と水彩絵の具の違い

 

についてお伝えしました。

ごっちゃになっていた方やあやふやだった方が少しでも、すっきりしてこれからの制作などに役だつとうれしいです。

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こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。 「No ART, No Life」 ── アートは私にとって、生きることそのもの。 画家、美術講師、そして三兄弟の母として、 描くこと・教えること・暮らすことのすべてを、アートでつないでいます。 これまで25年以上、美術教育に携わり、出会ってきた生徒は延べ3,000人以上。 宮崎県高鍋町のこども造形教室を運営、小中一貫校の図工美術講師、 オンラインギャラリーの運営など、多角的に活動しています。 「みんなちがって、みんないい」「答えは、あなたの中にある」 そんな信念のもと、美術を通じて、自分らしく生き抜く力を育むことを大切にしています。 このサイトでは、美術を仕事にする楽しさ、 教育・創作・日常を彩るアートの力を、そっとお届けできたら嬉しいです。