こんにちは!母画家道Rinです。
今日は、重色についての記事です。水彩絵の具を使うときに役立ち、中学美術や高校美術、小学校の図画工作の指導の参考になればと思います!
混色や水の量も大事なポイントです。
では早速お伝えしていきます。
重色とは?
重色とは、紙などに重ねて描いたときの色の変化のことです。
紙の上でできる混色ともいえます。
重色は、水彩絵の具の独特の効果です。混色した絵の具で描くのとは、また違った色の深みがあります。
ただし、透明水彩で描く場合に、一番、重色の効果がでます。
不透明水彩で描く場合は、下の色を隠してしまうので、その効果は水の量にもよるけれど、出にくいです。
小学校の絵の具セットによく入っている半透明水彩絵の具では、水を多くすれば、重色の効果がでるけれど、水をほとんどまぜなければ、重色の効果はでにくいです。
重色にも、パレットの上での混色と同じように色相の変化があります。
たとえば、赤色を最初に塗っておき、乾いた上に青色をぬると重なった部分が、紫色になります。
このように重色でできる中間色相は、混色の場合と同じように、重ねる色相の濃度や分量によって変わってきます。
重色の番外編「たまり」とは?
水彩絵の具を使うときに、水を多めにして透明度の高い色をつかうとき、
「たまり」ができます。
「たまり」ができるときはどんなときかというと、画面から筆がはなれるときです。
絵の具がその部分に「たまる」場合があります。
絵の具が乾いてくると、その「たまり」の部分が残って、すこし色味がつよくなったり、暗くなったり、にじんだりします。
これも、重色の効果にところがあり、水彩絵の具のおもしろさでもあり、味でもあるので、大切にしていきたいところです。
まとめ
今日は、水彩絵の具を使うときにぜひ知っておいてほしい
「重色」
についてお伝えしました。
透明水彩が一番効果が出やすいけれど、半透明水彩絵の具や不透明水彩絵の具でも、水の量を多めに混ぜれば、重色の効果も期待できます。
ぜひ、小学校の図画工作科や中学高校の美術、絵画教室などの指導のお役にたてるとうれしいです。
混色については、
参考に
絵の具の混色の基本!三原色で色相環を簡単に楽しく学べる「いろのわドーナッツ」を図工やこども造形教室で実践してます
などもご覧ください!
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