こんにちは!
母画家道Rinです。
今日は、小学校の図工や中学校の美術、高校の美術でも使う彫刻刀についてお伝えしていこうと思います。
彫刻刀の種類とは?
基本的には小学生や中学生が図工や美術で使う彫刻刀は次の5本です。
① 三角刀
② 中丸刀
③ 小丸刀
④ 平刀
⑤ 切出し刀(印刀とも言う)
それではさっそく5本の彫刻刀の特徴や使い方についてご紹介していきます。
① 三角刀
小学生や中学生の図工や美術で一番よく活躍する彫刻刀が三角刀です。
V字型の細い線を彫る(線彫り)ときや狭い部分をすき取るときに使います。
直線や曲線などの線や点をほるときに活躍します。
② 中丸刀
次の小丸刀と並んで、①の三角刀の次によく使う彫刻刀です。
太い線を彫る(線彫り)ときやいらない部分を彫るときに使います。
広い面をほること(面彫り)ができるのが特徴です。
三角刀よりも柔らかい線が彫れます。
③ 小丸刀
前の中丸刀と並んで、①の三角刀の次によく使う彫刻刀です。
細い線を彫る(線彫り)や細かい部分をすき取るときに使います。
狭い面を彫ること(面彫り)ができます。
三角刀よりも柔らかい線が彫れます。
④ 平刀
木版の面を彫る(面彫り)のときに使います。
表面をぼかしたいときやいらないところをすき取るときに使います。
丸刀で面を彫る(面彫り)に比べて、平刀で彫る(面彫り)すると彫り跡が平らです。
面彫りをするときは、表現したい効果に合わせて、使い分けます。
⑤ 切り出し刀(印刀とも言う)
右利き用と左利き用があって、刃の向きが違います。
はっきりとした輪郭や鋭い線を彫るときに役立ちます。
彫刻刀は何本入りを買えばいいの?
小学校・中学校の美術や図工では、特に指定がない限り、上記の5本あれば十分です。
版画や木彫などで使うことがほとんどです。
彫刻刀セットにも、この5本がセットで売られています。
もし、細部までこだわりたいと言う場合は、他にも大丸刀や小切り出し刀などの種類もありますので、そろえてみてもいいかもしれません。
まとめ
今日は、彫刻刀の種類についてご紹介しました。
小学校や中学校の図工や美術で使う場合は、基本的にこの5種類
- 三角刀
- 中丸刀
- 小丸刀
- 平刀
- 切出し刀(印刀とも言う)
あれば大丈夫です。
彫刻刀を購入するときの参考になるとうれしいです。
次回は、さらに彫刻刀を選ぶときに悩む
彫刻刀の種類、全鋼製(ぜんこうせい)と付鋼製(つけはがねせい)のちがいや特徴について
などをご紹介していきます!
他にも
彫刻刀の選び方とは?兄弟姉妹のおさがりを使わせても大丈夫?一番怪我をしやすい彫刻刀とは?
をご参考にされてください!
最後まで読んでくださりありがとうございます。