小学図工や中学美術で使う彫刻刀の全鋼製(ぜんこうせい)と付鋼製(つけはがねせい)のちがいや特徴について

こんにちは!母画家道Rinです。

 

前回は

 

彫刻刀の刃の種類とは?何本入りを買えばいい?

 

という内容をお伝えしました。

 

今回は、

小学図工や中学美術で使う彫刻刀の全鋼製(ぜんこうせい)と付鋼製(つけはがねせい)のちがいや特徴について

お伝えしていこうと思います。

 

全鋼製とは?

全鋼製(ぜんこうせい)の彫刻刀とは、刃の部分の材質に一般的な鋼(はがね)が使われているそうです。

小学生や中学生が図工や美術で使う場合は、十分な切れ味を発揮してくれます。

ただ、耐久性が付鋼製の彫刻刀に比べると少し劣ります。

また、全体的に均一で硬いので、研ぐ場合は時間がかかります。

一般的な鋼を使用しているので、材料が手に入りやすくコストパフォーマンスのいい彫刻刀と言われています。

 

付鋼製とは?

付鋼製(つけはがねせい)は、二層鋼製ともいいます。

付鋼製(二層鋼製)の彫刻刀は、名前にもあるように2枚の金属を合わせてつくられています。

 

下の層には、硬い「特殊鋼」を使っていて、その硬さがあるために欠けやすい欠点をカバーするために、上の層には、粘りのある軟らかい「軟鉄」が使われています。

上の層の「軟鉄」のおかげで研ぎやすいのですが、「軟鉄」は、汗や水分などによりさびやすいという欠点があります。なので、使った後は、乾いた布などで安全に気をつけてお手入れしておくと安心です。

 

まとめ

今回は、小学図工や中学美術で使う彫刻刀の全鋼製(ぜんこうせい)と付鋼製(つけはがねせい)のちがいや特徴について

 

お伝えしてみました。

どちらを使っても、小学生や中学生が授業で使う場合は十分です。

価格帯は、付鋼製の方が全鋼製の彫刻刀よりも少し高めになります。

長く使いたいなら、付鋼製がいいと思います。

大事に使えば、小学校から中学校まで十分使えると思います。

ただ、お子様の性格が、雑だったりお手入れをできなかったりする感じだったら、錆びてしまうので全鋼製の方がいいかもしれませんね。

 

小学校や中学校の図画工作や美術の時間で版画をしたり、木彫したりするときに活躍するので、購入をする際に、参考にしてもらえるとうれしいです。

 

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他にも

彫刻刀の刃の種類とは?何本入りを買えばいい?

彫刻刀の選び方とは?兄弟姉妹のおさがりを使わせても大丈夫?一番怪我をしやすい彫刻刀とは?

をご参考にされてください!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。 「No ART, No Life」 ── アートは私にとって、生きることそのもの。 画家、美術講師、そして三兄弟の母として、 描くこと・教えること・暮らすことのすべてを、アートでつないでいます。 これまで25年以上、美術教育に携わり、出会ってきた生徒は延べ3,000人以上。 宮崎県高鍋町のこども造形教室を運営、小中一貫校の図工美術講師、 オンラインギャラリーの運営など、多角的に活動しています。 「みんなちがって、みんないい」「答えは、あなたの中にある」 そんな信念のもと、美術を通じて、自分らしく生き抜く力を育むことを大切にしています。 このサイトでは、美術を仕事にする楽しさ、 教育・創作・日常を彩るアートの力を、そっとお届けできたら嬉しいです。