こんにちは!母画家道Rinです。
今日は、生徒指導のコツとして、小さなトラブルを見逃さないことの大切さをブロークン・ウィンドウズの原理からお伝えしていこうと思います。
ブロークン・ウィンドウズの原理とは?
ブロークン・ウィンドウズの原理とは、
「割れ窓理論」
のことです。
たとえば、たった一枚の割れたガラスを放置しておくと、他の窓もわられていき、外部からその窓だけでなく建物にも、危害が加わって、隣の建物にも広がり、ついには地域全体が荒れていってしまうということです。そういう防犯を考える上での理論です。
その理論をもとに、実際に1990年代のニューヨーク市が動きました。
今まで見過ごしていた、落書きだったり、窓ガラスを割れだったりなどの軽い犯罪もしっかりと取り締まっていきました。そうすることで、評判の悪かった地下鉄の落書きがなくなり、犯罪が劇的に減少したそうです。
ブロークン・ウィンドウズの原理を生徒指導に生かす?!


ブロークン・ウィンドウズの原理は、ニューヨーク市のできごとで、学校生活とは関係ないようにも思えるけれど、生徒指導する上で、実はとても有効な考え方です。
はがれたままの廊下のポスター
よごれたままの窓
細かなチリがおちたまま
最初は、そんな小さなきっかけかもしれません。
だけど、その小さなことの積み重ねが、徐々にたまっていきます。
そして、ブロークン・ウィンドウズの原理のように、学級、学年、学校全体にひろがってしまいます。
最初は、たいしたことのない一つ二つのきっかけが毎日、積み重なっていくと大変なことになってしまいます。
特に、4月から5月は小さなトラブルがたくさん発生します。
ささいな口げんか、ボタンあけ、忘れ物、上靴のかかとふみ、、、一つ一つはささいなことです。
ちいさいことだからいいや、急いでいるからあとにしよう、体躯のあとだから、、、などと先生側もいろいろといいわけをつけながら、指導から逃げてしまっていることもあります。
こうした、最初の小さなことなら、一声かけるだけでなのです。
だけど、ほっておいてブロークン・ウィンドウズの原理のように広まっていって、大事になってからでは、指導は一声ではすまなくなります。
まとめ
今日は、ブロークン・ウィンドウズの原理の考えをもとに、生徒指導のコツをお伝えしていきました。
ちょっとしたことだと思わずに、小さなことからていねいに対応していくようにすると、最初は大変だけれども、あとが全く違います。
生徒指導は、様々な場面が考えられるけれど、こういった小さなことを見過ごしたり、ほっておいたりしないことがとても大切なんですね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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