今日は母画家道Rin甲斐香織の主宰するこども造形教室(高鍋町中央公民館教室)の活動の様子をご紹介します。簡単で楽しくワクワクしながら取り組める図工や美術の題材としても、おすすめのミラーボックスを使った内容です。
立方体の箱を穴からのぞいてみると、、、
そこには、ミラクルな世界が!
どこまでもつづく、、、どこにつながるのか、、、
合わせ鏡をいかして、ワクワク不思議な世界がひろがります。
つくりはシンプルなので、幼稚園児保育園児などの幼児から小中学生、高校生、大人だって楽しめてしまいます。こりにこれば、高校生や大人も、満足のいく見応え満点の世界がつくれますよ。しかも2時間くらいからできるので、時短教材としてもオススメ!(凝れば、4,5時間はかかりますが。)
小さな自分だけのどこまでも続く世界をつくってみましょう!
テーマ
ミラーボックスでミラクルワールド
時間
90分
準備物
□アーテック ミラーボックスミニ
(今回は、制作時間を考えミニサイズを選択、
大きめのサイズもあり(アーテックミラーボックス)
□絵の具セット
□えんぴつ 消しゴム
□セロハンテープ
□両面テープ
□紙粘土(今回は超軽量ねんどを使用)
活動の様子
導入
組み立てたミラーボックスをみせながら、
T(先生)「この箱には、タネもシカケもあります。笑
「穴をのぞくと、、、、
「なんと無限に広がる世界が!」
なんにんかの生徒にみせてもいいですね。
T「どうしてこんなふうにずっとつずいてみえるかというと、、、」
S(生徒)「鏡がついてるから!」
T「そう!鏡がついてるからなんだね。何枚ついていると思う?」
S「2まい!」S「3まいかな?」
T「実は2まい、向かい合ってついているよ。おもしろいね!ではさっそくタネとシカケがわかったところで、つくりはじめてみよう。」
展開
⑴アイデアスケッチをする。
立方体の箱を開いたものをA3くらいのコピー用紙の表と裏になぞる。
片方は内側、片方は外側のアイデアスケッチをする。
外側は、そこの部分は見えないので描かなくても良い。
内側は穴のあいたところと、そこと向かい合う面は鏡(ミラーシート)をはるので、描かないようにする。(×印などをつけておくとよい。)
⑵アイデアスケッチをもとに、鉛筆で立方体の開いたものに下描きをしていく。
外側と内側どちらもえがく。内側は鏡(ミラーシート)よって永遠につづくようになるので、そのことも意識できるといい。連続するとおもしろいデザインの工夫など。
それぞれの年齢に合わせて、さらに深めることもできる。
⑶絵の具やペン、色鉛筆などを使って彩色していく。
絵の具の場合は、白や明るめの色(黄、水色、ピンクなど)から赤・青・緑など最後に黒。面積は広いところからが基本。
詳しくは
水彩絵の具を塗る色の順番とは?色を上手に塗るための基本。誰でも簡単にできるコツ。図工や美術の指導にも役立つ方法をご紹介。
⑷両面描けたら、鏡(ミラーシート)を両面テープではる。保護フィルムをとる。
※下描きや彩色の前にはってもよい。そうすると途中経過を試し見しながら取り組めるメリットがある。デメリットとしては、鏡(ミラーシート)部分に指紋や絵の具がつき汚れる可能性がある。
⑸箱を組み立てたら、穴からのぞいたときにのぞき穴の○が一直線に重なるように調整しながら、付属のテープまたは、セロハンテープでとめる。
(付属のテープは、白く不透明なので、外側のデザインを邪魔する場合は、セロハンテープがオススメ)
⑹上部にフタをしたい場合は、光が入るように付属のトレーシングペーパーをつける。
⑺さらに時間がある場合は、紙ねんどなどで立体物をつくって、箱の中に置くととってもおもしろいのでオススメ。
ねんどなどで、作る時間がなかった場合でも、もっている小さめのぬいぐるみや置物、消しゴムなど箱にはいるものを置いてみるとおもしいです!
ふりかえり
穴からのぞいて、連続するミラクルな世界を楽しむ。
まとめ
今日は、アーテックのミラーボックスを使って活動を行いました。まるで不思議な世界に迷い込んだようなミラクルな世界ができあがります。どこまでも続く世界はどこまでつづいているのでしょう、、、
連続する形のおもしろさや外側のデザインも工夫するとおもしろいですね。
さらに、立体物もいれると、、、たくさん続く無限に続くワクワクドキドキの世界が!
大好きな物を描いたり入れたり作ったりすれば、そこはもう幸せいっぱいの世界。だってどこまでもどこまでもすきなものだらけ!
時短の図工や美術の「題材としても、おすすめで作りはシンプルで簡単なので幼児や小学生だってとりくめます。
けれど、いろいろとこってミニチュアの世界をつくったり、素敵な連続するデザインをかんがえたりすれば、中学生や高校生の美術にだって、大人だってたのしめてしまう題材です。