こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。
今日はRinが主宰する宮崎県児湯郡高鍋町にあるたかしんホール高鍋中央公民館開講しているこども向けの習い事
こども造形教室(絵画や工作、造形遊びなどを通して非認知能力を育む教室)の活動の様子のご案内です。
また、前回の活動内容オリジナル木製独楽の絵柄をデザインしよう
をベースにさらにステップアップした内容です。
木製独楽(こま)よりもさらに複雑な形の立体である木製のけん玉に図柄をデザインし彩色していく内容です。
出来上がったら、遊べるのも子どもたちには魅力的なようでした。
さてさて世界に一つだけのオリジナルのおしゃれなけん玉にワクワクしてきました!
テーマ
ワクワクけん玉
時間
90分×2回
材料
鉛筆
アイデアスケッチ用ワークシート
滑り止めシート(彫刻刀セットにあるもの)
絵の具セット
けん玉(木製)
新聞紙
スプレーニス
油性ペンを使った場合は、、、↑このニスだと滲むので、こちらがオススメです↓
水彩絵具の上からでも塗れる水溶性ニスについては↓
水溶性ニス(透明)の種類とは?図工・美術でオススメ。つやだし・つや消し、容量もいろいろ。スプレータイプもある。
を参考にされてください。
活動の様子
導入
T(先生)「これ(けん玉)はなんでしょう?」
けん玉を見せて興味を持たせます。
S(生徒)「けん玉です。」
T「そうだね!けん玉です。」
けん玉をしてみせます。私はぜんぜんできません。
T「けん玉で遊んだことはありますか?昔はけん玉でよくあそんでいたそうですよ。最近はめずらしくなってしまったけん玉だけど、木製のけん玉に色をつけて、世界にひとつだけのワクワクするけん玉をつくろう。」
展開
⑴けん玉のアイデアスケッチをワークシートにする。
立体なので、細かすぎる図柄は描きにくく難しい。シンプルな図柄がオススメ。
木地の部分が残っていてもいい感じに。


⑵木製のけん玉に鉛筆で薄く下描きをする。
立体で転がりやすいので、しっかりと固定して描く。(版画のときに利用する滑り止めシートを活用)
玉のところは、穴にさして描くとしやすいです。
⑷白や黄色など明るい色から彩色。
絵の具の塗る順番を参考に こちら
絵の具の水は少なめで(垂れるので)
筆に絵の具や水を含みすぎると垂れてくるので、パレットや筆洗器などのフチで調整したり、ためしがきしたりして慎重に取り組む。














⑸片付けをする。
絵の具が乾いたら、スプレーニスをかける。
振り返り
できあがったけん玉で遊んで楽しむ。
まとめ
今回は、今ではあまり遊ばれなくなってきた日本のおもちゃ「けん玉」をつくりました。360度いろいろな角度からデザインを考え色をつけていくので、難しさもあります。けれど、前回取り組んだコマづくりでの経験を生かせば、取り組みやすい内容でもあります。自分でデザインしたけん玉で遊んで、技が決まったときのうれしさは、また格別だと思います。
実際に使う物や遊ぶ物をデザインするおもしろさも感じられると思います。
お家でも夏休みの自由工作などで取り組めるし、図工や美術の授業で取り組んでも楽しいですね。
世界に一つだけの工芸品、けん玉ができました。