こんにちは、母画家道Rin 甲斐香織です。
今回はRinの主宰する「こども造形教室」の活動の様子です。
木製の独楽(コマ)にオリジナルのデザインを考えて色をつけていきます。
世界に一つだけのオリジナルコマ(独楽)です。
最近は、コマ(独楽)で遊ぶことがほとんどなくなってきましたね。
あ!でも、コマの進化版?!ベイブレードが男の子を中心に流行っていますね。
日本の伝統文化、民芸品でもあるコマ(独楽)を知れる機会にもなったらなと思います!
さらに次回は、パワーアップしてコマよりも複雑な形「けん玉」にも挑戦していきました。
詳しくは
おしゃれな木製けん玉をデザイン!図工や美術、夏休みの自由工作にもオススメ。小学生でも簡単に取り組め遊べるおもちゃ。遊具工芸。
もご覧ください!
テーマ
オリジナルのコマ(独楽)をつくろう
時間
90分
準備物
鉛筆
ワークシート(アイデアスケッチ用)
滑り止めシート(彫刻刀セットにあるもの)
絵の具セット
コマ(独楽)
☆今回は手回しゴマ。木製。
つや出しニススプレー
または、液体タイプを刷毛で塗ってもOK!
新聞紙
活動の様子
導入
T(先生)「これ(コマ)はなんでしょう?」
コマ(コマ)を見せて興味を持たせます。
S(生徒)「コマです。」
T「そうだね!コマ(独楽)です。」
コマ(駒)をまわしてみせます。
今回は低学年でも、初心者でも回せるように手回しゴマにしました。(ひもを使わず直接指でクルッとさせて回せます。)
T「コマ(独楽)で遊んだことはありますか?昔はコマ(独楽)でよくあそんでいたそうですよ。最近はめずらしくなってしまったコマ(独楽)だけど、木製のコマ(独楽)に色をつけて、世界にひとつだけのオリジナルのコマ(独楽)をつくろう。」
展開
⑴ワークシートにコマ(独楽)の形を上下左右の4方向からの3方向からアイデアスケッチする。
立体なので、細かすぎる図柄は描きにくく難しい。シンプルな図柄がオススメ。
回したときに色の混色などを考えて、配色を考えるのもおもしろい。
木地の部分が残っていてもいい感じに。


⑶木製のコマ(独楽)に鉛筆で薄く下描きをする。
立体で転がりやすいので、しっかりと固定して描く。(版画のときに利用する滑り止めシートを活用)


⑷白や黄色など明るい色から彩色。
水彩絵の具の塗る順番
白→淡い色・黄→赤・青・緑など→黒
広いところ→狭いところ
絵の具の水は少なめで(垂れるので)




横から見るとなんと!
富士山!
ナイスアイデア!
⑸乾いたら仕上げにつや出しニススプレーをかけ、片付けをする。


中心の棒部分を鼻に見立てて! ピノキオ! ナイスアイデア!


裏の目がおしゃれ!


輪投げに見立てて! だまし絵のようでワクワクする!


振り返り
コマ(独楽)がとまっているときと、回っているときの感じの違いを感じながら、独楽で遊んで楽しむ。
まとめ
今回は、今ではほとんど遊ばれなくなったコマ(独楽)に図柄を描き、オリジナルの独楽をつくることで、コマ(独楽)のおもしろさに気付いてもらえたらと思い題材を設定しました。
また、実際に使う物や遊ぶ物をデザインするおもしろさも感じられると思います。
世界に一つだけの工芸品、コマができました。