水彩絵の具を塗る色の順番とは?色を上手に塗るための基本。誰でも簡単にできるコツ。図工や美術の指導にも役立つ方法をご紹介。

こんにちは。母画家道Rin甲斐香織です。

なんてこった!

せっかく画用紙に下描きがうまくできたのに、水彩絵具で色を塗るとにじんだり、汚れたりしてうまくいかなかった経験はありませんか?

Rinも図工や美術の授業、こども造形教室の講座の時によく見かける光景です。

どうしてそんなことになってしまうのか?

よくあること、誰もが経験したことがあることだけど、なぜそんなことになってしまうのか?

原因や解決方法をお話ししていこうと思います。

なぜ、色をうまく塗れないのか?その原因は?

なぜ、色をうまく塗れないのか?

下描きまでうまくいっていたのに、色を塗るとなんてこったとなるのか?

その原因は、

塗りたいところから(思い入れのあるところから)色をつけているから

です!

細かく原因を探せば、他にもあり人それぞれ違う原因もあるのですが、共通している原因として

塗りたいところから(思い入れのあるところから)色をつけているから

が挙げられます。

例えば、人を描こうとしてるとます。鉛筆で下描きができ、いよいよ水彩絵具で色をつける。

そうすると何も知らないで描くと

顔から塗ろうとします。

特に目を描こうとする場合が多いです。

顔の表情は大切だし、思い入れがより強い場所でもあるのはとてもよくわかります。

早く目を塗っていきたい!

その気持ちもとてもよくわかります!

でも、ちょっと待って!

それがにじんだり、擦れたりして汚れる原因になってしまい、思い通りに絵の具が塗れないことにつながってしまいます!

色をうまく塗るための対策や解決方法とは?

じゃ、どうすればいいの?

と心の叫びが聞こえます。

そうですよね。じゃあどうすればいいのか?

それは、色を塗る順番を知って、それを実践するだけです。

誰でも、簡単にできます。

では、早速、ご紹介します!

水彩絵具の場合の塗る色の順番とは?

【水彩絵具の場合の塗る色の順番とは?】

①白

②黄・水色・ピンクなど白っぽい色や明るめの色

③赤・青・緑・紫などの原色

④焦茶・紺など暗めの色

⑤黒

の順です。

 

また、塗る面積の基本の順番

広い→狭い・細かい

の順です。

 

なぜ、白から塗って黒が最後かというと

白ははみ出てもそんなに他の色を邪魔しませんし、修正も容易ですが、

黒がはみ出たり、にじんだりすると修正が難しいです。

さらに擦れたりした時も、黒はとても目立ちます。

そういった理由からこのような順番になっています。

水彩絵具の場合は、白は画用紙や水彩紙の白を生かす場合も多いので、

そういった場合は、白を抜かして②からスタートするのが基本です。

 

また、面積は広いところから狭いところが基本です。

これは、全体の仕上がり具合が早くわかりやすいことや進み具合が目に見えてわかりやすいので、モチベーションの維持にも役立ちます。

このことから考えると、先ほどいった

なぜ最初に目を描いてはいけないかわかりますね。

目の黒っぽい色を先に描いてしまうと、にじみやかすれて汚れたりすることにつながるからです。

なので、

塗りたいところから(思い入れのあるところから)色をつけている

ことをぐっと堪えて、仕上がりをイメージして、色を塗る順番を計画していくことはとても大切です。

 

とはいっても、小さな幼稚園児や保育園児などの幼児や小学低学年1・2・3年生あたりは、まだ色の塗る順番を気にせず、思いのままに描く時間も必要です。

図工や美術、または絵画教室などで活動するときの題材の目的を何にするのかで、変わってきます。

自由に絵の具に触れさせながら、色の感覚や水の量、筆跡など感覚的に掴むのも大切です。

ただ、その子がにじんだり掠れたりして困っていたりしたら、ぜひ絵の具を塗る順番をアドバイスをしてあげてほしいなと思います。

まとめ

水彩絵具で色を塗る順番を理解して取り入れると随分、色を塗りやすくなります!

ぜひ、実践してください!

また、図工や美術の授業で指導するときも、とても役立つ方法でオススメです。

小学校で使っている絵の具でも同じようにできます。

中学校でよく使われるアクリル絵の具の場合は、

水彩絵の具風ポスターカラー風に描くとき

はこの塗る順番でできますので、ご活用ください。

☆アクリル絵の具を油絵風に描きたいとき(重ね塗りなど下地を生かしたり)などの場合は、塗る順番が違いますのでご注意ください!)

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などをご参考にされてください。

 

よくある疑問、質問の

水彩絵具を塗る順番について、今回はお伝えしました。

少しでもみなさまの困ったが解決すると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日もあなたらしく。

母画家道Rin甲斐香織でした。

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