アクリル絵の具と水彩絵の具の違いとは?第1回目、展色材(バインダー)・耐久性の視点から解説

こんにちは!母画家道Rinです。

「Rinさん、アクリル絵の具と水彩絵の具って何が違うんですか?」

といった質問をRinARTメンバーズの方やRinが勤める中学校の生徒さん、Rinが主宰する造形教室の生徒さんからよく受けます。

きっと、いろいろな方が、この疑問を持っているのかなと思ったので、

今日は、アクリル絵の具と水彩絵の具の違い【第1回目】として、お伝えしていきます。

【第1回目】は主に、

展色材(バインダー)

耐久性

についての違いについてお伝えします。

※【第2回目】は、

描ける素材(支持体・基底材)とタッチについて

お伝えしています。

アクリル絵の具も水彩絵の具も、、、

アクリル絵の具も水彩絵の具も水で溶かして描くところは同じです。

 

ではでは何が違うのか、、、、

それは、

まず1つ目は

使われている材料が違う!

絵の具は基本的には、

顔料➕展色材(バインダー)

を練り合わせて作っています。

その展色材(バインダー)の違いが、絵の具の違い

になります。

 

アクリル絵の具の展色材(バインダー)

アクリル樹脂(アクリルエマルション)

 

水彩絵の具の展色材(バインダー)

アラビアゴム

です。

透明水彩絵の具の作り方。愛着の1本を作ろう!

つまり

アクリル絵の具

顔料➕アクリル樹脂(アクリルエマルション)

 

水彩絵の具

顔料➕アラビアゴム

で基本的に作られています。

この展色材(バインダー)の違いによってアクリル絵の具と水彩絵の具の違いが出てきます。

耐久性抜群のアクリル絵の具!

耐久性でいうとアクリル絵の具が抜群にいいです。

逆に水彩絵の具を使うときは、耐久性に対して細心の注意が必要です。

安い水彩絵の具を使うと色が変わったりして、耐久性がとても悪いです。

特に水彩絵の具の中でも、

「ポスターカラー」は

保存しておきたいような作品制作には向いていません。

もともと、「ポスターカラー」は耐久性を考えて作られていません。

それは、ポスターカラーは、デザインの現場で使われていて、原画から複製されることを前提としていたので、耐久性を求められていなかったのですね。

なので、そういった役割の絵の具なので、耐久性もないのです。

アクリル絵の具の耐久性は強力なので、水彩絵の具との大きな違いがそこにありますね。

まとめ

今日は、アクリル絵の具と水彩絵の具の違い【第1回目】をお伝えしました。

主に、展色材(バインダー)と耐久性について触れてみました。

他にも、まだまだあるので、

【第2回目】は、

描ける素材(支持体・基底材)とタッチについてお伝えしていこうと思います!

ぜひ、そちらもご覧ください。

また、質問やアドバイスなどありましたら、お気軽にRinARTメンバーズに登録ください。そこから、メールでRinとやりとりできます。メールだけの登録で、もちろん無料ですし、解約もすぐにできますのでご安心ください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

母画家道Rinでした。

他にも

アクリル絵の具の代表的な技法とコツ!水彩絵の具で使える技法も!筆だけではない?!いろいろな道具を使おう。

などもあるので、よかったらご覧ください。

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