こんにちは!母画家道Rinです。
【第1回目】は主に、
展色材(バインダー)
と
耐久性
に引き続き、第2回目は
描ける素材(支持体・基底材)
と
タッチ
についてお伝えしていきます。
「Rinさん、アクリル絵の具と水彩絵の具って何が違うんですか?」
といった質問をRinARTメンバーズの方やRinが勤める中学校の生徒さん、Rinが主宰する造形教室の生徒さんからよく受けます。
きっと、いろいろな方が、この疑問を持っているのかなと思うので、少しでもその疑問にお答えできたらと思います。
水彩絵の具の描ける素材
水彩絵の具は、基本的に紙の上に描きます。他には、紙粘土にも描けます。
水彩絵の具は、水に溶かして描くので、紙や紙類が適しています。
水彩絵の具は大きく分けると
透明水彩絵の具と
不透明水彩絵の具があります。
透明水彩絵の具を使う場合は、紙の白を残しながら、紙の白をハイライトにして描いていく方法が一般的です。絵の中で一番明るいところ(ハイライト)を紙の白で表すということですね。
けれど、初心者には、中々難しくハードルが高く感じる部分でもあります。ハイライトの部分に絵の具をのせてしまう場合があるからです。
そんな場合の解決方法として、ハイライトに不透明水彩絵の具の白を使うという手があります。
不透明水彩絵の具なので、下の絵の具の色を出さずに白にすることができます。水は少なめにするのがコツですね。
そうすれば、一度意味絵の具を乗せてしまった場所でも、簡単にハイライトに修正できます。
アクリル絵の具の描ける素材
アクリル絵の具の描ける素材は、紙だけでなくいろいろな素材(支持体)があります。
例えば、石や木、布、粘土、キャンバス、板、コンクリート、セメントなど、いろいろな素材に描くことができます。
また、ガラスや金属にも、プライマーという塗料を使えば、塗ることができてしまいます。
紙に絵を描くこと以外にも、いろいろな使い道があるのが、アクリル絵の具の魅力でもありますね。
タッチの違い
水彩絵の具のタッチ
水彩絵の具は、水で溶かして描くので、ぼかしやにじみなどのタッチをつける技法が簡単にできますし、偶然にできるぼかしやにじみなど透明感のある表現に興味がある場合、オススメです。
アクリル絵の具のタッチ
実は、アクリル絵の具も水彩絵の具のように多めの水でといて、透明感の高い表現も可能です。
また、水彩絵の具では難しい、油絵の具のような厚塗りやタッチも、メディウムを使えば簡単にできます。
どちらにもチャレンジできるし、いろいろと迷っている方やいろんな表現をためしてみたい方には、アクリル絵の具をオススメします!
なども参考にされてください!
まとめ
今日は、水彩絵の具とアクリル絵の具の違いについて、お伝えしてみました。
いろいろな絵の具があるし、どれを選んで良いかわからないときの参考にしてもらえるとうれしいです。
次回は、第3回目アクリル絵の具オススメの理由「アトリエなしでも使える!クリーンな絵の具」をお伝えしていこうと思います。