こんにちは!母画家道Rinです。
今日は、Rinの主宰する「こども造形教室」の活動の様子です。
絵画教室や造形教室、図工教室だけでなく、小学校の図画工作科や中学校や高校の美術にも生かせる内容になっていますので、参考にされてください!
テーマ
こころのカタチ
時間
90分×2回
準備物
新聞
木工用ボンド
でんぷんのり
厚紙
ひも(麻ひもやたこ糸、毛糸など)
ティッシュペーパー
網(スッパタリング用を使用)
チョーク
霧吹き
活動のようす
⑴導入をします。


コピー用紙を配っておき、4等分になるようにおります。
T(先生)「「こころのカタチ」ってどんなだろう?
こころはいろいろな気持ちを感じるね
どんな気持ちをこころで感じる?」
S(生徒)「うれしい気持ち!」
S「楽しい!」
S「いやなきもち」
S「かなしい気持ち」
T「いろいろな気持ちをこころは感じてくれているんだね!
それじゃ、その気持ちってどんなカタチしているかな?」
たとえば、うれしいきもちのカタチってどんなだろう?
こころで感じる気持ちって目にはみえるかな?
みえないね!
どんなカタチをしているんだろうね、、、
想像して描いてみよう。
紙に描いてみて!」
できたころを見計らって、
「どんなカタチを描いたかな?」
S「こんな感じかな?」※前に出て黒板にかいてもらいます。
T「そうだね!なんだかうれしい気持ちが伝わってくるね。
他に考えた人はいるかな?」
S「こんなの描きました!」※前に出て黒板にかいてもらいます。
T「おお!こんな感じもなんだかうれしい感じが伝わってくるね。
ひとそれぞれのうれしいカタチがあるね!
みんながそれぞれ違うカタチだね。」
他にも、いろいろな気持ちをカタチにコピー用紙に描いてみます。


※こういった抽象的な表現を苦手とする子もいます。その場合は、先生が2~3択くらい抽象的なカタチを描いてあげて、どれが一番、その気持ちにピッタリとくるか選ばせるといいですね。
そうしていると、コツをつかんで描けるようになる場合もありますので。
また、具象的な表現と混ざってしまう子もいます。
例えば、うれしい感じを表すために、ニッコリとわらっている顔を描いたりします。けれど、それは、うれしそうな顔であって、うれしい気持ちのカタチではないことを伝えてあげます。難しいところでは、あるけれど、抽象表現のおもしろさや目に見えるものがすべてではなく、目にみえないものも表現できるというおもしろさを味わってほしい題材ですね。
⑵活動のひろがり


こころで感じる気持ちのカタチをイメージしていき、作品にしていきます。
- あらわしたい気持ちを決めます。
- ひも(麻ひもやたこ糸や毛糸など)を気持ちのカタチをイメージしながら、厚紙にボンドではります。
ボンドを厚紙につけてから、ひもをはるとはりやすいです。(先生が実践してみせるといいですね。)
- でんぷんのりを全面につけます。ひもやひもの間にもていねいにつけます。
- ティッシュペーパー1枚を2枚にわけて全面にはります。
ひもとひもの間なども、ていねいにおさえていき、ぴったりとくっつくようにします。
- あらわしたい気持ちのカタチにあわせて、チョークを網で削ってつけていきます。
のりが乾いてしまった場合は、霧吹きを全体にかけてから、チョークの粉をかけていきます。


- 余分なチョークの粉を落として、名札をつけてできあがりです!




まとめ
今回は、「こころのカタチ」というテーマで、心で感じるみえないカタチを自分なりのカタチにしていくという内容でした。
目にみえるものだけを表現するんではなくて、そういった目にみえないものを表現するおもしろさや具象的に表現するだけでなく、抽象的に表現する楽しさを感じるきっかけになればと思います。
このような活動を通して、こどもたちの表現の幅が広がればと思うし、いろいろな作品をみたときに、いろいろな感じ方をしていいいんだ、いろいろな表現があっていいんだなと感じてもらえたらと思います。
他にも抽象的な表現として
モンドリアンになろう!手作り「たんぽ」やマスキングテープで描く新感覚!幼児から小学生、中学生、高校生、大人だって楽しめる図工、美術の題材、指導方法をご紹介。
なども、よかったらご覧ください。
また、質問やアドバイスなど、ありましたらRinARTメンバーズに登録していただければ、メールでRinと連絡が取れますので、お気軽に登録ください。メールだけの登録で、解約も数秒でできますので。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
また別の記事でもお会いしましょう!