こんにちは!母画家道Rinです。
今日は、キャンバスボードにアクリル絵の具を使ってクリスマスツリーを描いていきます。
アクリル絵の具にあるものを混ぜてモコモコ感を少し出していきますよ!
ストロンググロスメディウムの代わりにあるものをアクリル絵の具に混ぜると!!!
さてさて何を混ぜるのでしょう?
ステンシル版画の技法も使っていきますよ!
さっそくご紹介していきます!
テーマ
キャンバスにツリーをえがこう
時間
90分×2回
準備物
キャンバスボード
はさみ
マスキングテープ
ドライヤー
筆
筆洗器
パレット
(今回は紙コップや卵のプラ容器で代用、紙パレットなどでもよい)
アクリル絵具(黒、金、銀、その他の色)
木工用ボンド
(ストロンググロスメディウム(盛り上げ剤)の代わりに)
ケント紙(A4サイズを利用)
新聞紙
活動の流れ
導入
T(先生):「もうすぐクリスマス!
お店や街中、お家もかな?
クリスマスの飾りが飾られ始めたね。
これから、どんどん飾られるかな?
どんな飾りをしてるかな?」
S(こども)「クリスマスツリー!お店に大きなツリーがかざっていたよ。」
S「イルミネーション!夜になるととてもきれいだよ。」
T「そうだね!クリスマス一色になっていってわくわくするね!
今回は、そんなクリスマスに向けて、キャンバスにツリーをえがくよ。」
S「キャンバスってなんだろう?」
T「キャンバスっていうのは、布をはったものですよ。今回は板にはったボード状のモノを使います。木枠にはったもものあります。」
キャンバスボードを配ります。
いつもは、紙に描くことが多いけれど、今回はキャンバスに描いていきます。さわり心地の違いなども伝えながら、紙との違いを楽しんで、色を重ねていきます!お楽しみに!」
展開
新聞紙を敷いた上にキャンバスボードをおきます。
筆や筆洗器、パレットなども準備しておきます。
⑴ アクリル絵具またはジェッソで下地を塗ります。今回は黒で塗りました。
直接、キャンバスボードに絵具を出します。
厚みの部分(側面)も忘れずに塗りましょう。
⑵ 黒色を乾かしている間に、ケント紙でツリーの型紙をつくります。
画用紙を半分に折ります。
片面にえんぴつでツリーの葉の部分を描きます。
⑶ 配色を決めて、⑵の画用紙にメモしておきます。
今回は、クリスマスカラーに必須の金・銀も取り入れました。
パーツごとに名前をかきます。
⑷ ⑴が乾いたら⑶で決めた背景の色を全体に塗ります。乾かします。
乾かしている間に、、、
⑸ ⑶の線をはさみで切り取り、開くと型紙の完成です。
1.2年生など低学年の子どもたちが難しそうだったらシルエットを描いて準備しておくのもいいですね。
絵具が乾いていない場合は、ドライヤーを使って乾かします。
温風で1、2分くらいで乾きますよ。
⑹ ⑸でできた型紙の外側をキャンバスにマスキングテープで固定します。
マスキングテープを輪っかにして、裏に取り付けるといいですね。
⑺ ⑶で決めた配色をもとに、小さな紙コップに絵具+木工用ボンド(だいたい同量ずつ)で葉の部分の絵具をつくります。指で混ぜます。
このとき水はつけません。
指を筆がわりに使って、モコモコした感じをイメージして、厚塗りしていきます。指の跡が良い感じにモコモコ感をだしてくれますよ。
☆木工用ボンドは、盛り上げるために入れます。
ストロンググロスメディウムの代わりです。
型紙を取って乾かします。
ステンシル版画の技法を生かした方法ですね。
ちょっとしたコツ
トントンと叩くように盛り上げていきます!
指を滑らせると型紙がずれるので注意!
トントンと絵具をのせていく感じです!
(1回目90分がだいたいここまでです。)
⑻ 葉の部分ができたので、いよいよ飾り付けです!
綿棒などで点々をつけたり、筆やペンで装飾したりしても良いですね。
モコモコになるペン(100円ショップ)を活用しました!
最後に幹や鉢を描いて完成!
時間がある子は、背景を工夫してもいいですね。
(2回目90分終了)
まとめ
ステンシル版画の技法を生かしながら、キャンバスにアクリル絵具でツリーを描いていきました。
キャンバスにアクリル絵具を重ねていくことで、絵具の発色や重色のおもしろさも味わえます。また、画用紙などの紙とは違ったキャンバスの描き心地やキャンバス地の上に描くタッチやマチエールの違いなども楽しめます。
絵具に(ストロンググロスメディウムがわりに)木工用ボンドを混ぜることで、簡単に厚塗り感や光沢感がでます。ぜひおためしください。
キャンバスボードに描いたので、そのまま立てかけて飾ることもできるし、かべにかけて飾ることもできます。
ぜひ、毎年クリスマス前にお家に飾って、クリスマス気分を盛り上げるアイテムになればいいなと思います。