紙版画で干支を表現!黒版画紙に水溶性版画インクの白で!オススメはボンドタッチとアクリル絵の具?剥がれないための解決策をご紹介!図工おもしろ題材!

こんにちは!母画家道Rinです。

今日はRinが主宰する「こども造形教室」の活動の様子をお伝えしていきます。

今回は、紙版画で干支をモチーフに表現しました。

黒や赤、黄、緑、青などのインクで版画紙にするのではなく

白インクで黒い版画紙に刷ったところも魅力の題材です。

また、版も作品として素敵になるように

ちょっとした工夫をしています。

それが、紙版画あるあるの剥がれやすさも同時に

解消してくれているので、ぜひお試ししてもらいたい方法です。

では、さっそくお伝えしていきますね!

テーマ

紙版画であらわそう!

(今回のモチーフは干支)

時間

90分✕3回

(内カレンダー作り90分1回)

準備物

干支の資料

 (今回は丑(うし)だったので写真やイラストを準備)

白ボール紙 一人2,3枚

(ハガキサイズに切っておきます)

カーボン紙

木工用ボンド

(あれば【ボンドタッチ】サクラクレパス)

ハサミ

アクリル絵具

水溶性版画インク(白)

トレー

ローラー

黒の版画用紙

ばれん

(ドライヤー)

☆カレンダーを作る場合

ケント紙一人2枚

今年のカレンダーを印刷(A4ケント紙に)

 ※ちびむすカレンダーを活用

色画用紙、折り紙など

のり

活動のようす

導入

T(先生):今年の干支はなんだろう?

S(こども):ねずみ!

T:そうだね!

もう少しで(12月だったので)でねずみ年もおわってしまうね。

だけど、新しい年もあと少しでくるね!

来年の干支はなにかな?

S:うし!

ぼくはうし年です!

T:そうだね!来年はうし年ですね。

うし年の人もいるね。

今日は、新しい年に向けて、うしを版画で表現していきますね。

年賀状などにも使えるようにハガキサイズでつくります。

できあがったら、来年のカレンダーにもしてみましょう!

 

展開

① アイデアスケッチをします。

A4のコピー用紙にハガキサイズに切った白ボール紙で形をとります。(角に合わせてとると取りやすいですね)

資料(牛の写真やイラスト、図鑑、絵本など)も参考にしながら、アイデアスケッチをしていきます。ハガキの枠の周りは、ラフスケッチしながらアイデアをまとめる場所として使います。

ハガキ枠の中には、まとまったアイデアを下描きしていきます。

紙が足りないときは、2枚目を使っても良いです。

 

② アイデアスケッチのハガキ枠の裏をえんぴつで塗ります。(またはカーボン紙を使います。)

③ ハガキサイズの白ボールに重ねて、ボールペンで牛の形(シルエット)をなぞり転写します。

 

④ 牛の形(シルエット)の線を切りベースの形ができます。それをハガキサイズの台紙に木工用ボンドで、貼ります。

手に入れば【ボンドタッチ】サクラクレパス がとてもオススメです。

理由は乾くと耐水性になり水溶性版画インクをつけたときに溶けてしまわないからです。

のりやボンドは水溶性なので水溶性のインクを使うとどうしても剥がれやすいです。

⑤ 目や角、耳、鼻、模様など細かいところのパーツも、同じように白ボール紙になぞりつくります。

切ってパーツもはっていきます。

 

⑥ 背景(雲や草、岩など)もあれば、はっていきます。

⑦ 最後に好きな色のアクリル絵具(1色)で版を塗り乾かします。

版も作品にするため、と版の剥がれを防ぐためです)

また、アクリル絵の具が紙で作った版をコーティング!

なぜなら、アクリル絵の具は乾くと耐水性に!

なので、無駄なインクの吸い込みもなくきれいにすれるというメリットもあります!

(90分×1回目 ここまで)

急ぐ場合はドライヤーで乾かすといいです。

1,2分で乾きますよ!

 

〜ここからは刷りに入ります。〜

⑧ 白の版画用水溶性インクをつけて黒い版画紙に刷ります。

【上手にインクをつけるためのポイント】

トレー上では、インクを出すところ・伸ばすところに分けて使うようにする

ローラーでしっかりの伸ばして

いろんな方向からローラーを転がします

横からみて同じようにキラキラひかっているといいです

手作りのトレーをつかっても!

(印刷した紙にラミーネートしたトレー)

一人4枚以上刷ります。

乾かします。

(90分✕2回目 ここまで)

 

〜来年のカレンダーづくりをします〜

A4ケント紙にカレンダーを印刷したものと

A4ケント紙に点線で中心にハガキサイズの枠を縦横それぞれ裏表の中心に印刷したものを用意します。

ちびむすカレンダーで無料ダウンロードできるので毎年活用させてもらってます。有り難いです(^^)

⑨ ハガキサイズの枠を印刷した点線のまわりに折り紙や画用紙など好きな色を選んで、すきな形にちぎってはっていきます。

今回は『ちぎってはる』に挑戦!

はさみで切ったりしたときとはちがった独特の紙の風合いを楽しんだり、優しい切り口や形をたのしんだり、指先を上手に使って作りたい形になるようちぎる練習にもなりますね!

⑩ できたら刷った版画作品か、版そのものを貼ります。早くできた子は両方作りました。

カレンダーを印刷したA4ケント紙とつなげて名前と題名をつけて完成です!

(90分✕3回目 終了)

 

まとめ

今回は毎年恒例となっている新年の干支をモチーフにした版画づくりのご紹介でした。

紙版画で表現しましたが、紙版画であるあるの困りごと

インクで刷るときに版の紙がはがれる!!!

の解決策もご紹介しました。

【タッチボンド】が手に入らない場合は、木工用ボンドでも大丈ですし

アクリル絵の具でコーテイングすることで

100%にかなり近い確率で剥がれにくくなります。

せっかくつくった紙版画がとれてしまうととても残念ですし、インクトレーも汚れるしかなりストレスですよね!

ぜひこの解決策をお試しくださいね!

また、アクリル絵の具でコーティングすることでインクの吸い込みもなく、少ないインクでしっかりとすれますしね。

他にも版画についての記事は

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など他にもたくさんありますので参考にされてくだい。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)

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