こんにちは。母画家道Rinです!
子どもたちと美術や図工などで、造形活動をするときに、紙や粘土より難易度は上がるけれど、取り入れたい材料として木材があります。
そこで、今日は小学生でも加工しやすい木材の種類や特徴をご紹介しようと思います。
目次
- 扱いやすい木材の種類
- 合板の種類
- 端材も生かそう!
- まとめ
1、扱いやすい木材の種類
![](https://rinart.jp/wp-content/uploads/2018/06/lumber-84678_640-300x200.jpg)
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杉
木材の中では、比較的軟らかくて軽いです。
のこぎりでも切りやすく、子どもにも扱いやすいです。
気質に軟らかいところと硬いところの差があるので、木彫りなどには向きません。
だけど、一般的な工作などには向いています。
桐
軟らかくて軽く、湿気を通さないので変形しにくいです。
高価なのが、難点です。
朴(ほお)
ほんの少し青っぽい灰色で、木目も細かく粘りがあります。
材質が均一なので、木彫りなどがしやすいです。
木工作や木彫、版画などに使われることが多いです。
バルサ材
バルサは、世界一軽い木と言われるくらい軽いです。
バルサ原木を加工して、板状や棒状にした木材をバルサ材と言います。
バルサ材は加工しやすく、軽く、重量に比べて強度があります。
2、合板とは?
![](https://rinart.jp/wp-content/uploads/2018/06/construction-19696_640-300x225.jpg)
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薄い板材を繊維方向(木目)が互いに直行するように奇数枚貼り合わせた板のことを合板と言います。
この薄い板1枚をベニヤ版と言います。
材質や接着剤などの種類の違いで、いろいろな種類の合板が作られています。
合板のいいところ
合板のいいところは、伸縮性が少なく割れたり裂けたりしないところです。
それに、厚さや大きさも豊富で、使い道に合わせて選ぶことができます。
同じ大きさだったら、無垢材よりも価格が安いです。
合板の難点
合板の難点は、水に弱いところです。
なので、長い時間、外で利用したり展示したりする時は、防水加工が必要です、
合板の種類
子どもたちが使う合板として多いのが、ラワンベニヤ合板とシナベニヤ合板です。
ラワンベニヤ合板
ベニヤ板にラワン材を使っています。
図画工作などだけでなく、建築材の下地にもこの合板が使われます。
シナベニヤ板
シナ材を表と裏に貼った合板です。
工芸品や家具に使われます。
他にも、木目が緻密で比較的軟らかく彫りやすいので、木版画などにも向いています。
3、端材も生かそう!
![](https://rinart.jp/wp-content/uploads/2018/06/tools-690038_640-300x200.jpg)
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活動中に出た木の切れ端や余りなも、とっておくと他の活動をするときなどに役に立つことがあります。
また、木版画をした後の版木なども、電動糸のこで切って立体作品したりすることもできます。
4、まとめ
木材は、紙や粘土、針金など他の材料とはまた違った面白さがあるので、ぜひ活動に取り入れたいものです。
木材の種類を知り、用途に合わせて、子どもでも加工できるものを選ぶといいですね。
また、加工までは難しい小学校低学年や幼稚園、保育園生などは、端材や枝などを集めて、積み木のように組み立てて行くだけでも、楽しいですね。
自然のもの(ドングリや枯れ葉など)を取り入れたり、麻ひもなどを取り入れても面白いです。