こんにちは、母画家道Rin甲斐香織です。
アート教室の先生方や保護者の皆さん、
学校の先生、保育園・幼稚園の先生方からの相談で多い
「自由に創作させたいけど、好き放題にならないようにどうすればいい?」
というお悩みについてお話しします。
子どもたちに自由に表現してほしいと思う一方で、
いつの間にか「好き放題」になってしまうことってありませんか?
でも実は、「自由」と「好き放題」には大きな違いがあるんです!
この記事では、その違いと、自由な表現を促しながら、秩序を保つコツをご紹介します。
自由とは、子どもの創造力を引き出すもの
アートの授業や教室での「自由」とは、
子どもたちが自分のアイデアを基に、
のびのびと表現できる環境を整えることです。
例えば、
「自分で色を選んでみよう」
「好きな形を作ってみよう」
といったように、
子どもたちの選択肢を広げることで、
創造力を発揮させるのが目的です。
しかし、
ただ何でも自由にやらせるのではなく、
ある程度のガイドラインやねらい・目標が必要です。
「今日はこのテーマに沿って作品を作ってみよう」
といった課題を用意し、
その範囲で子どもたちが自由に表現できるようにするのがポイントです。
好き放題とは、ルールや秩序がなくなってしまう状態
一方、「好き放題」は、
ルールを無視して子どもたちが思いのままに振る舞う状態を指します。
例えば、課題を放棄して
好きな遊びに没頭してしまったり、
画材を無駄遣いしてしまうこともあります。
他の子どもたちの作品に影響を与えるような行動も、好き放題の一例です。
これが続くと、教室全体の秩序が崩れ、
他の子どもたちも集中できなくなってしまう可能性があります。
自由と好き放題を区別するためのコツ
では、子どもたちが自由に表現しつつ、
好き放題にならないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでいくつかのポイントを挙げます。
1.ルールを最初にしっかり伝える
教室に入る前に、ルールや期待を明確に伝えましょう。「
他の子の作品を触らない」
「画材を大切に使おう」
といったシンプルなルールを設定し、
守るべきことを共有することが大切です。
2.選択肢を与える
子どもたちに自由な選択肢を与えることで、
好き放題を防ぎます。
例えば、テーマは同じでも、
材料を選べたり、いろんな表現方法を選べたり
描きたいものを想像できたりできると子どもたちの個性が引き出されます。
3.自由の中に目的を持たせる
「自由にやっていいよ」ではなく、
「どう表現したい?」
と問いかけ、目的を持たせることで、
創造力を刺激します。
例えば、「自分の感情を色で表してみよう」
といった課題を出すと、単なる色遊びではなく、
考えながら創作する姿勢が身につきます。
4.適度にフィードバックを与える
子どもたちが自由に表現している最中でも、
適度にフィードバックを与えることで、
軌道修正が可能です。
「この部分、とてもいいね!
でも、ここをもう少し工夫してみる?」
「とても面白い表現だね!
こんな道具の使い方もあるよ!」
といった具体的なアドバイスで、学びを深めることができます。
自由を通じて学びと成長を促す
自由は、子どもたちが自分の力で考え、
学び、成長するための大切なものです。
しかし、無制限の「好き放題」は、
アートの授業や教室全体の秩序を乱してしまう可能性があります。
適切な自由を与えながら、
ガイドラインをしっかりと示すことで、
子どもたちは楽しくアートに取り組みながら、
しっかりと学び、成長することができます。
最後に
アートの授業や教室では、
子どもたちが自由にのびのびと
創作できる環境を作ることが大切です。
しかし、自由と好き放題は違うもの。
この記事で紹介したポイントを参考に、
子どもたちの創造力を最大限に引き出しながら、
楽しく秩序あるアート活動を進めていきましょう!
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それでは今日もあなたらしく・・・
母画家道Rinでした。