中学生の頃

「おはよう。」

「ねぇ、おはよう、、、。」

「ねぇ、、、。」

「お、おはよう。」

それは、Rin中学生の頃。
朝、教室に行きいつものように
あいさつをするけど、返事が帰ってこないのです。

そう、
クラスメイトによる集団無視。

理由は、わかっていました。

Rinが、いじめられていた子を助けたからです。

今でこそ、大人になって
冷静に振りかえれるけれど、
当時は、相当きつかったです。
そして、とても理不尽だと感じたのを覚えています。

間違っていることを間違っている

と言っただけなのに、なぜこのような仕打ちを
受けるの、、、。

その時のクラスの女王様と
その取り巻きの女子の仕業だと
すぐにわかりました。
あとで、クラスメイトが教えてくれました。

そんなことをされて、
落ち込んだり、
泣いたりすればいいのに
Rinは、顔色ひとつ変えず、一日乗り切りました。

もちろん、先生にいったりしません。

そんなRinのことを益々、気にいらない女王様と
取り巻きたちです。

一番、楽で簡単なのは、
女王様の集団に入れてもらうことです。

泣きついて、あとは言うことを聞いていれば、
安泰な中学校生活が、送れるでしょう。

けれど、Rinは、そんなこと1ミリもする気は
ありませんでした。

もともと、
Rinは、あの女子の独特の
集団行動が苦手だったからです。

トイレになぜか集団でいったりします。

トイレに行きたいタイミングが
たまたま、一緒だったらいいけれど、
自分がトイレに用事もないのに
なんで一緒に行くの?

当時は不思議でした。

けれど女王様集団からすると
Rinのそういった行動が、
不思議だったのでしょうね。
そして、嫌だったのでしょう。

人は、自分が理解できない人や
思い通りにならない人に
恐怖を感じるようです。

Rinは、女王様集団に嫌われていたのです。

特に楯突くなどしたわけではないです。

間違っていると思ったことを正しただけです。

それに、バレー部のキャプテン、
校歌や合唱コンクール曲のピアノ伴奏
文化祭のバンド出演
など、なにかと目立っていたため
気に入らなかったようです。

どれも、自分から進んでなった訳ではなく
推薦されてとか、頼まれてとかなので、
これが、女王様集団のいじめの対象の理由に
なるとは、当時、驚きでした。

いわゆる嫉妬されたのです。

このようないじめを受けても、
大丈夫だったのは
そこまで、通っていた学校が
腐れきっていたわけではなかったからです。

集団無視に加わらない
クラスメイトもいたし、
私が間違っていないのは、明らかだったので、
集団無視は、2、3日のうちに徐々になくなって
長引かなかったからです。

もちろん女王様集団からだけの
無視や嫌がらせはありました。

けれど、Rinにもちゃんと友達がいました。
トイレに一人で行ける友達がいました。

自分のことは自分で決めて、自分で行動できる友達が。

そう、やっぱりそういった
お互いに居心地がいい友だちと
惹かれ合うものなのです。

今思えば、もっとうまくやっていれば、
こんないじめを受けずに済んだのかもしれません。

まだまだ、未熟な中学生なので、

間違っていることを

間違っているといって

なぜ、いけないの?

 

というシンプルな考えて行動してしまっていました。

けれど、このような経験で
女子という生物の行動傾向を学ぶことができました。

もちろん、一人で行動できる女子もたくさんいます。

けれど、集団行動を好む女子が一定数いるのですね。

これは、その後の人生でとても役立ちました。

そういった人たちと上手に距離を取りながら、
時々、取り込まれながら、
けれど、ズッポリとはまらず、
自分の芯の部分をしっかりと持っておけば、
なんとか世の中を渡ってこれました。

このような処世術を学べたことは、
その女王様集団に感謝の気持ちを伝えたいほどです。

おかけで、その後の高校、大学、社会人、ママ友など
女子の中でも、今までなんとかやってこれました。

このような経験をする中で、
世の中を渡って行くコツというものを学んだ気がします。

そして、

自分で考えて自分で行動する

ということが身についたと思っています。

そうすることで、

自分で人生を決めていく

ことにつながっているように思います。
日々は、小さな選択の連続です。

「朝ごはん、なんにしようかな?」
「洋服、どれ着ようかな?」
「傘が必要かな?」
「靴はどれを履いていこうか?」
など、朝起きて家を出るまでだけでも、
いろいろな選択をしています。

そして、その小さな選択の積み重ねが
今の自分につながっています。

マザーテレサの有名な名言で
思考に気をつけなさい、
それがいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、
それがいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

からも、最初の思考は、日々の選択からはじまります。

そしてそれが、今の自分を作るように
自分の運命を決めていっているということです。

自分で人生を決めていく

それは、小さな日々の選択の積み重ねなのです。

もし、中学生のRinがあのとき
いじめられていた子を助けなかったら、
声をかけなかったら、
今の自分では、なかったかもしれません。

辛い思いもしたけれど、
どれもが今の自分につながっていると思います。

そして、
大好きな美術を教えるお仕事につきながら
大好きな絵を描き、
3兄弟にも恵まれ、
私の第一の理解者である夫とともに
人生を歩んでいます。

山あり谷あり、平坦ではないけれど

自分で考え、自分で行動を起こせば、
乗り越えた先に、なりたい自分が待っていると
知っています。

〜Information〜

おうちでかんたんアート先生
実践プログラム生徒さん
画家玉上順子主宰「ポムアート教室」のご紹介!
(宇都宮市雀の宮)

ゼロから好きなアートを仕事にして自由に生きていく夢が叶う
おうちでかんたんアート先生オンライン実践プログラム

の生徒さんが主宰する
宇都宮市雀の宮
【ポムアート教室】の詳細はこちら

【ポムアート教室】のご紹介記事はこちら

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オンラインギャラリー”KAORI-ART”オープン

私”甲斐香織”の作品がオンラインギャラリーでお気軽にご覧になれます。
コロナ禍で自由に発表できなかった時期に新たな発表の場としてチャレンジしオープンいたしました。
ぜひ、作品を通して感情や感覚を共有できると嬉しいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。母画家道Rinこと甲斐香織です! 「No Art No Life」美術をライフワークにする美術家です。 こどもから、大人まで美術を楽しんでもらえるようなサイトを目指しています。 今まで10数年2000人以上をみてきた美術教師の経験や知識をお伝えする中で、 少しでも、美術って楽しい!と身近に感じてもらえると嬉しいです。 三兄弟の子育て中でもあるので、そういった子育て、夫育て、家づくりなどに ついても、更新しています。 また、美術作品の制作にも、取り組んでいます。 お気軽にご覧ください!