こんにちは!母画家道Rinです。
今回は、私の主宰するこども造形教室の活動の様子のご紹介です。
新年度1回目の活動で、新一年生も受講しているので、絵の具の使い方や色の使い方の基本を学べるように内容を考えました。
新緑のきれいな季節を生かした内容になっています。
簡単に絵の具の混色やグラデーションの技法を学べます。
では、さっそくご紹介していきます!
テーマ
いろいろな色の葉をつくろう!(混色とグラデーション)
時間
90分
準備物
いろいろな色の葉っぱ
絵の具セット
(絵の具・パレット・筆・筆洗器・タオル)
画用紙
新聞紙
鉛筆
消しゴム
活動の様子
準備
新聞をひく(セロハンテープで固定するといい)
写真のように
絵の具・パレット・筆・筆洗器・タオル
を置く。
水は半分くらいの深さで。入れすぎに注意。
ホームページ↓を参考に。
小学校の絵の具セット置き方の基本!図画工作科での絵画指導で絵の具を使う時に最初に押さえたいこと。
右利きの場合 (パレットは左側に置くか左手で持つ)
左利きは逆になります。
導入
①いろいろな葉を見せながら、緑色の微妙な違いに興味をもたせていきます。
T(先生)「外をみてみましょう!
冬と比べて木や植物はどう変わったかな?」
(時間に余裕があれば、お外をお散歩してもいいですね!)
S(生徒)「お花がいっぱいになった」
S「なんだか明るい感じがする!」
S「あたたかくなったよ!」
S「青空がきれい!」
S「緑がいっぱいになったよ!」
T「そうだね!新しい命がいっぱいだね!
今日はそんな春を感じる中でも緑色に注目してみるよ。
そうだよね。冬に比べて緑が増えてきたね!
それでは、ここで『○✕問題』です!
『木や草や花などの緑は全部同じ緑色です。○か✕か?』
○だと思う人(手をあげてもらう)
✕だと思う人(手をあげてもらう)
そうだね!正解は✕です。
同じ緑色ではなくていろいろな緑色がだよね。
例えば、、、(用意しておいた葉をみせる)
並べてみると違う緑色だよね。
そう!今日はいろいろな緑色を作っていくよ!」
展開
①画用紙を縦長にしいろいろな形の葉っぱをだいたい5枚✕6段くらいを鉛筆でかく。




②緑色を作っていきます。
基本①
緑・黄・青・水色・色の絵の具をパレットの小さい部屋に出す。
量は大豆やマーブルチョコぐらい(出し過ぎに注意)
緑+黄(少しずつ黄色を増やす)
緑+黄緑(少しずつ黄緑をふやす)
緑+青
緑+水色
緑+白




基本②
黄色と青色で緑をつくる。
(いろのわドーナツを参考に!こちら↓をクリック)
絵の具の混色の基本!三原色で色相環を簡単に楽しく学べる「いろのわドーナッツ」を図工やこども造形教室で実践してます
黄色に少しずつ青を足していくと、、、


発展③
ちょっと枯れ気味な葉の緑色をつくる
例
緑+赤(赤を少し)
緑+茶(茶を少し)
黄+青+赤(少し)
など、ちょっとくすんだ緑を練習。




はやくできた子は2枚目の画用紙に自分で考えてどんどんいろいろな緑を作っていきます。




振り返り
自分やまわりの子の葉をみながらいろいろな色の緑がつくれることに気づきます。
名札をはって完成!
片付けをします。
まとめ
新年度最初の活動だったので、絵の具の基本的な使い方や色の作り方を学ぶ機会としました。時期も新緑のきれいな時期なので、今回は緑色にしぼって色をつくってみました。
まだまだ、新緑のきれいな季節はこれからなので、今まで何気なくみていた緑色の違いや美しさに改めて気づいてくれるといいなと思います。