目次
1. はじめに|「自分を好きでいる」とは?
2. 「自分で決める」ことが幸せにつながる理由
3. 自分で決めることの2つのメリット
– ① 人生の満足度が高まる
– ② 「自分軸」が定まる
4. 「決める力」を育てるためにできること
5. 「幸せとは何か?」と考えすぎると危険信号
6. 「自分に嫌われない生き方」を実践するために
7. まとめ|アート教育で「自分を好きでいる力」を育てる
1. はじめに|「自分を好きでいる」とは?

こんにちは。
母画家道Rin甲斐香織です。
私たちは日々、多くの選択を繰り返しています。
その選択を
「どちらを選べば自分を好きでいられるか?」
という視点で決めることで、人生の満足度が大きく変わるとしたらどうでしょうか?
環境活動家の谷口たかひささんは、世界16か国で約2,000回の講演を行い
「自分を好きでいることが人生で最も大切」という考えにたどり着きました。
彼の著書『自分に嫌われない生き方』(KADOKAWA)では、豊かに生きるために必要な「自分軸」を持つことの大切さが語られています。
本記事では、その考え方をアートや図工・美術教育の視点と絡めながら、「自分を好きでいる生き方」について書いていきます。
2. 「自分で決める」ことが幸せにつながる理由

子どもたちは
「自分で決めていいよ」と言われると、信頼されていると感じます。
しかし、日本では「こうしなさい」「それはダメ」と、大人が子どもの選択をコントロールする場面が多くあります。
その影響で、大人になっても
「誰かに決めてもらいたい」という依存的な思考が根づいてしまうのです。
講演会で
「幸せとは何ですか?」
と聞かれたとき、谷口さんは「自分で決めればいいと思いますよ」と答えます。
けれど、この答えに戸惑う人も多いそうです。
なぜなら、多くの人が「正解」を探し、他人の判断に頼ってしまうからです。
では、なぜ「自分で決めること」が幸せにつながるのでしょうか?
3. 自分で決めることの2つのメリット
① 人生の満足度が高まる
心理学的にも、自分で決めたことに対する満足度は高いと言われています。
例えば、ホテルを選ぶときに誰かに決めてもらうと、不満があった場合「選んだ人のせい」にしがちです。だけど、自分で選んだ場合、多少の欠点があっても納得できることが多いのです。
そして、アート教育の視点で考えると、作品作りも同じです。
子どもが自分で色や形を選び、自由に創作した作品は、たとえ技術的に未熟でも
「自分で決めた」という満足感
が高まります。
このように、「自分で選ぶ」経験を積むことで、自己肯定感が育まれるのです。
② 「自分軸」が定まる
日本の教育では「正解を求める学び」が多いため、「自分で決める力」が育ちにくい傾向があります。
けれど、人生において「絶対の正解」はありません。
大切なのは、
「自分は何を大切にしたいのか?」
という価値観を持つことです。
アート教育でも、「こう描くべき」「この色を使うべき」と型にはめる指導ではなく、「自分の感覚で選んでいい」 という経験を積むことで、自分軸を育てることができます。
4.「決める力」を育てるためにできること

1.日常の選択を自分で決める習慣をつける
(今日の服装、食事のメニューなど)
2.自分の価値観を明確にする
(「私が大切にしたいことは何か?」と問いかける)
3.子どもに「どうしたい?」と聞く習慣をつける
(指示ではなく、選択肢を与える)
日々の生活の中で、少し意識するだけで変わってきます。
無理せず、できることから、はじめていきましょう。
5. 「幸せ」とは何か?考えすぎると危険信号

「幸せとは何か?」「どうすれば幸せになれるのか?」と考えること自体、実は「今の自分は幸せではない」と感じている証拠かもしれません。
本当に幸せなとき、人は「幸せとは?」と考えることすらありません。
アートに夢中になっている子どもを見てみましょう。
彼らは「今、自分は幸せか?」なんて考えていません。
ただ「楽しい!」「やってみたい!」という純粋な気持ちに従っています。
大人になっても、仕事や人生において
「やってみたい!」
という気持ちを大切にすることで、自然と
「自分を好きでいる生き方」に近づけると感じます。
有名な詩人・相田みつをさんの言葉にも、こんな名言があります。
> 〝しあわせは いつも じぶんの こころが きめる〟
つまり、幸せは外から与えられるものではなく、自分の心が決めるものなのです。
6. 「自分に嫌われない生き方」を実践するために

私にとって「自分を好きでいること」が、人生において最も大切なことです。
そのために、以下の3つが特に大切だと感じています。
1. 「自分で決める」習慣をつける
(大きな決断でなく、日常の小さな選択から)
2. 「正解探し」をやめ、「自分軸」を持つ
(何が正しいかより、何を大切にしたいかを考える)
3. 「幸せ」について考えすぎない
(やりたいことに夢中になれる環境を作る)
これらを意識するだけで、自己肯定感が高まり、日々の満足度が大きく変わります。
7.まとめ|アート教育で「自分を好きでいる力」を育てる
アートや図工・美術教育には、子どもたちが
「自分で決める力」を育む重要な役割があります。
「どんな色を使う?」
「どんな形にする?」
こうした問いかけを通じて、「自分で選んでいいんだ!」という経験を積ませることが、自分を好きでいるための第一歩になります。
「自分に嫌われない生き方」とは、「自分で決める生き方」。
そして、それを教えられるのが、アート教育の強みなのかもしれません。
あなたも、日々の小さな選択を「自分が好きでいられるほう」を基準にしてみませんか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
もしも、好きなアートを生かして自由に生きていきたいと思っていたら、お力になれることがあるかもしれません。
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それでは今日もあなたらしく・・・
母画家道Rin甲斐香織でした。