こんにちは!母画家道Rinです。
今日は、小学校図画工作科で使う絵の具の必需品の用具であるパレットについて、
パレットへの色の出し方や混ぜ方(混色)
パレットの持ち方
についてご紹介していこうと思います。
絵の具の出し方のポイント
図画工作科で水彩絵の具を使うときに、
すべての色を(12色セットだったら12色)をパレットの小さい部屋に出す
のが、基本です。
だけど、短時間しかなかったり、部分的に少し彩色したり、題材によったりで、その場に応じて必要な色だけ出しても問題ありません。
絵の具を出すときに小学生や幼児は、思った以上に難しいです。
たくさんドバッとだしてしまいがちなんですよね。
指先がまだ、不器用だったり、力加減がわからなかったりします。
軽く押し出すようにすれば、出てくることを先生や親が実践してみせてあげるといいでしょう。
だけど、最初からうまくいかないものです。
何度か、繰り返しながら、出し過ぎたりしながら、ちょうど良い力加減や押し具合をおぼえていきます。
上手にちょうどいい量が出たときは、思いっきり褒めてあげましょう!
絵の具を出す量を○○○に例えてあげるとわかりやすい?!
絵の具の出す量を身近なモノに例えてあげるのも効果的です!
描くモノにもよりますが、例えば、
えだまめの大きさくらい
大豆くらいの大きさ
チョコボールの大きさ
朝顔のたねぐらいの大きさ
丸シールくらい
など、子どもたちの身近なものにたとえたり、実物があればみせたりして指導し、絵の具を出す量を伝えるといいですね。
また、実物投影機などがあれば、実際に出す様子や出す量をみせてあげるのもいいですね。
絵の具の混ぜ方(混色)
小学校で使う水彩絵の具の場合は、
パレットの「小さい部屋」から絵の具をとる
↓
「大きい部屋」で混ぜる
という風に使います。
このときに注意したいことは、
2~3色を一度に混ぜて、1色を作るのではなくて、
少しずつそれぞれの絵の具を混ぜながら、いろいろな色をつくるようにするのが、コツです。
例えば、赤と黄を混ぜた場合、全部を混ぜてしまうと一つのオレンジ色しかできません。
だけど、少しずつ混ぜる割合を変えていけば、赤寄りのオレンジだったり、黄色寄りのオレンジだったり、いろいろなオレンジができます。
2色を混色して、1色を作るのではなく、混色する絵の具の割合を少しずつ変化させることで、たくさんの色ができることを発見させたいですね。
そうすることで、色の表現の幅を広げることができ、自分の思いにあった色をつくることができるように指導していくことが大切です。
パレットの持ち方
パレットの種類にもよるけれど、小学校で使う水彩絵の具セットに入っているパレットには、親指を通す穴があいていいます。そして、その穴に親指をとおして、手に持って使えるようになっています。
パレットの穴に親指を通してにぎり、腕の上に軽くのせるような感じで持つようにするのが基本です。
けれど、図工室などで広めの机があり、作業スペースが確保できるときは、持たずに机の上に置いて使っても問題ありません。
特に、小学校低学年や幼稚園生、保育園生などの未就学児は、パレットに慣れていないので、机に置くようにして描くといいですね。
ついつい、筆を持っている方の手に気をとられて、パレットから水で溶いた絵の具が流れ落ちたりすることもあるからです。
無理に持たせる必要はありません。
まとめ
今日は、小学校図画工作科で使う絵の具の必需品の用具であるパレットについて、
パレットへの色の出し方や混ぜ方(混色)、パレットの持ち方についてご紹介しました。
パレットの基本的な使い方ができるようになると、絵の具で彩色することがとても楽しくなってくると思います。
混色作りもスムーズにできますね。
最初に覚えてしまえば、習慣となり意識しなくてもできるようになります。
ぜひ、パレットの使い方の基本なので、大切にしたい内容です。
「パレット」の使い方や指導方法。小学校の図画工作科の水彩絵の具の必需品用具!混色も簡単にできる!
もよかったら参考にされてください。
次は、パレットのエコな洗い方についてご紹介していこうと思います!